共通テストと東大二次試験のドイツ語、やれば英語よりおいしい理由

受験生の皆さん、こんにちは。

東大合格ビジネスマンのワタシですm(_ _)m

今回は、2024年度入試で東京大学理科三類を倒すために私が選択したドイツ語について

いかに英語オンチが

努力の末に

ドイツ語で報われるか

を、実際のドイツ語の問題を示しながら述べたいと思います。


最近の英語は、TOEICといい共通テストといい東大英語といい、難易度上昇に歯止めがかかりません。難化に伴って受験生がより対策してくるからさらに難化する、という悪循環が起きています。


やはり、受験者人口が多い科目は、さらなる差別化を図ろうと難易度を上げてくるようです。



その点、第2外国語はどうだ??



実際に、2ヶ月真剣に勉強したうえで解いた感想を述べると・・・

知識さえあれば、受験生に易しい

英語より努力が報われる!!



そう感じました。

なお、ドイツ語の全問題(第1〜5問)を入手できたのは非常に幸運でした。

やはり、持つべき者は指導者ですね✨

(https://www.irasutoya.com/2014/12/blog-post_90.html?m=1より引用)


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ちなみに、京大医は採点不透明感の多い英語がだるいので、ドイツ語で理三を撃破してから考えます。

結局受けるんかい👊

東大二次の外国語の選択科目は英語以外に、ドイツ語・フランス語・中国語がありますが…

多くの発信者が「中国語はドイツ語・フランス語より難しいからやめとけ」と述べており、なおかつ純ジャパの中国語受験者も見当たらず旨味がよくわかりません。

1:フランス語はダメ?

以上より、英語との差替え先はドイツ語かフランス語になりますが…

フランス語じゃダメ❓

ダメではないですが、積極的に薦めるとすれば、帰国子女か、既に大学でフランス語を習得した再受験生くらいです。

フランス語はラテン語系で、英語との共通点が少なく発音も独特です。つまり、英語に馴染みのある受験生にはやりづらい。

こんな感じ👇

(https://nanryo-h.spec.ed.jp/cabinets/cabinet_files/download/526/9adc5c6f04402cb26e2b3994bbf70161?frame_id=612より引用)

一部は英語っぽいけど、大半の単語は英語との共通点がなさそうです。

その点、ドイツ語は英語と同族のゲルマン語系なので、英語と共通点が多い


実際に、ヨーロッパの言語分布を見るとこの通り👇


(https://www.derive-ip.com/2018/01/moomin-and-examination/より引用)

地理選択者なら見覚えのある図ですよね?

では、ドイツ語単語の1例を出します👇

(https://doitsugo-yarouze.com/german-words-200/より引用)

おや?

英語と似た単語、日常で聞き覚えのある外来語が結構登場していますね🤔

私の経験上、単語帳にある単語の約1/3が英語で見覚えのある単語でした。


ドイツ語学習では「速読英単語(必修編)」レベルの英語の単語力があれば、かなり得します。

あとは

参考書・指導者・成績のサンプルが

フランス語より

ドイツ語の方が充実している

点が挙げられます。

ちなみに、独学は絶対にやめるべきです!!


全く未習の科目を独学で伸ばすのは至難の業です。未熟な頭では躓きポイントや正しい学習方針が理解できず、かけた時間の割に結果に繋がりません。

なので

必ず東大受験に精通した指導者を付けましょう!!

2:共テ9割は英語より楽

ここでは、私が英語9割よりドイツ語9割の方が100%簡単であると言い切れる理由を述べます。

ちなみに、英語9割とは英語Rと英語Lを総合しての9割です。

参考にした年度は2018〜2022年。色々物議を醸した2023年は除きます。まあ、来年は2021,2022年レベルの問題が来ると思ってよいでしょう。

では、2022年共通テストの英語とドイツ語で、両者の問題構成とページ数を比較してみましょう。

英語R

大問1~6
発音,文法,並び替えなし
長文問題10題
解答数は48
合計33ページ

ドイツ語

大問1~7
発音,文法,並び替えあり
長文は4題
解答数は51
合計26ページ


ページ数は7ページ分しか違いませんが、実際の負担感はページ差以上に違います。

単語さえわかれば

負担は英語の半分

国語力と処理能力に

ほぼ左右されない


数年分解いて、そう確信しましたよ私は!!


(発見 イラスト – Bing imagesより引用)

言語科目なるもの、最終的には国語力や素早い処理力で点数が決まるので、「国語力にほぼ左右されない」というのは国語弱者にとっては非常にありがたい。


頻出単語を鬼暗記して文法の基礎を一通りマスターすれば、中学生レベルの読解力で9割以上は安定的に狙えます。

「ドイツ語受験」という選択、暗記が地獄ではありますが、速読速解・リスニング・国語力が弱い受験生にはかなりおいしい選択かもしれません🤔

3:リスニング得意なら「差替」

では、ここからは東大入試「外国語」について話します。


まず、東大英語は苦手だけどリスニングは取れる受験生には、差替受験をすすめます。

正直、リスニングを8割以上安定させたうえでドイツ語も鍛えれば、100/120点を狙えるのではないでしょうか?

こちらが差替受験生が解く第4問,第5問の問題です👇

英語の4A,4Bが少し長めの和訳になり、英語の5(小説読解)が僅か5問の文法問題になります。

未修者にはチンプンカンプンな問題ではありますが、分量が英語より楽なのは明らかでしょう😗


ドイツ語指導者も、第4,5問は全独のセットでは易しい方だと仰ってて、全独受験者はここで9割を確保しにくる、とのことです。

4:リスニングオンチは「全独」

かたや、私みたいに「先読みしても、リスニングが絶望的に苦手なタイプ」は第1〜5問すべてがドイツ語の「全独」に挑戦してみてもよいでしょう✊

ひとまず全独を目指す価値はあると思います。最終的にキツそうだったら、差替で妥協できますし。

差替で妥協してリスニング半分(14〜16/30)でも、全独を狙う過程で第4,5問は9割得点を見込めるので、外国語の点数は90〜95点を狙えます。



とはいえ、リスニングが難化したり最悪の手応えで6/30点とか取ってしまうと、他が順調でも一気に80点まで下がるリスクがあります。しかも、本番は音がモゴモゴして聞こえづらいとの噂ですし。


よって、リスニングの不安が全く拭えないけど95~100点安定を目指すなら、よりハードな暗記地獄を覚悟で全独受験に挑むのも手でしょう。


こちらが全独用の問題(第1〜3問)なのですが、リスニングがないし、分量もこれまた英語より少ない👇



この量だと、英語並に速く読めたら60分(制限時間120分)で終わりますね~♬


とはいえ、問題が簡単という訳では全くありません!!



ちなみに、差替受験生が受ける第4,5問も含めた問題の難易度を比較するとこんな感じです(指導者の講評)👇

2>>1>3≧4>>5



第1問の要約ですが、英語の要約に比べると制限字数に余裕があるので、該当箇所をハチャメチャに外す可能性は低いでしょう。

解答に頭を捻る点では英語より楽なのが救いですが、抜き出し部分の訳が怪しいと減点されるらしいので、内容理解はもちろん正しい和訳力も求められます。


しかも、単語の難度は第1問の方が高いので、第1問で高得点を狙うなら第4問の高得点は必須といえるでしょう。




第2問は京大英語の英作文みたいな見た目ですね~💦


これが最難の理由は2つあります。

日本語⇒ドイツ語」の変換が

「ドイツ語⇒日本語」の変換より

何倍も難しい


直訳しづらい箇所を

意味の通るドイツ語で

言い換える作業が入る


京大英語に免疫があると、通常の受験生よりも難度は下がると思いますが・・・それでも、第4問(和訳)もろくにできない段階では独作文は無謀だと思います。



以上の考察から、第1,2問に挑む前に、第4問(和訳)の高得点を安定させる必要がありそうです。




また、東大の採点は「科類別の相対評価」という噂をよく聞くと思いますが、もしかするとこれは第2外国語もその対象かもしれません。


例年の東大理類の第2外国語受験者は20人前後だと言われています。


理類全体の出願者が約5000人だから、0.4%ってとこでしょうか?


その0.4%の中にも、ドイツ語以外にフランス語受験と中国語受験が混じるので、ドイツ語受験者の割合は多くて0.2%だと見積もられます🤔


となると、英語受験者との比較は行われないと考えられます。採点に忙しい東大側にとっても、非常にメンドクサイ行為ですし(笑)



よって、採点はドイツ語受験者間の相対評価となるでしょう。

また、一般的に差替勢の方が全独勢よりドイツ語の実力は低いと考えられるので、全独勢としては第4,5問でより高得点が取りやすいとも考えられます。



さらに、科類別採点も考慮すると、理科三類は最も英語の採点が厳しくなりそうですから、理三の全独受験は採点にも救われる可能性があります。


もちろん、英語易化・ドイツ語難化の煽りを受けるリスクもありますが💔

5:東大以外のドイツ語受験は?

これは他のブログでは全く言及されておりませんが、京大と阪大のドイツ語受験についても、興味本位で指導者に意見を伺ってみました。


すると

京大は全くおいしくない

阪大は言うほどおいしくない

らしいです(^_^;)

(マジか イラスト – Bing imagesより引用)



そもそも、東大と違って、京大も阪大も英語で時間に悩むことは基本ない。

なので

時間制約の悩みを解消する

メリットがない


さらに

苦手なリスニングを回避する

メリットもない

リスニング弱者には特にメリットが感じられませんね💦



実際に問題を見ていただきたいのですが、京大のドイツ語は英語と問題構成が全く同じ。東大よりも問題が難しめ、何なら英語と同じ難易度らしく、採点の不透明感も強い。

近年の京大英語が20年前より易しいのも考慮すると、帰国子女でもなければ全く旨味はないと言えるでしょう。



阪大も一部を除いて英語と問題構成はほぼ同じ。第3問が自由英作文から文法にチェンジしたくらいです。


自由英作文の「内容点が読めない」という不確定要素が消えるのを考慮すると、合ってれば確実に満点が取れる文法の方がいいかな~とは思いますが、圧倒的なメリットというほどではないですね。

では、以上で「ドイツ語受験が英語より報われる理由」についての記事を終わります。

最後に、再度公式ラインの紹介をします。

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