東大合格者が2022年京大英語を徹底解説!

2022年入試、旧帝大の第7弾は「京都大学」です。


当ブログの解説記事は、読者が必死に3年間努力すれば東大(理三以外)・京大(医以外)・九大医レベルに80%以上の確率で合格できることを目的に作成しています


市販の問題集のように、解法を丁寧に示すだけではありません!多角的なアプローチで問題を解きほぐしています✊


しかし、扱う内容はハイレベルなので、全くの初心者が手を出しても収穫は得られません

① 各問の難易度
② 他分野や一般常識との関連事項
③ 問題の躓きポイント
④ 極力曖昧な表現をしない説明

を示しています。

イマイチ成績が突き抜けられない受験生に貴重な情報が提供できればと思いますm(__)m

京大英語の特徴

京大の英語は全4問で120分。第1問,第2問は和訳や内容説明からなる長文読解、第3問は和文英訳、第4問は条件英作文。

東大英語に比べて時間があるのは確かですが、記述量がかなり多くて和訳(英訳)に気を遣う部分も多いので、思いの外時間は食うと思います🥲

京大英語は2015年頃から傾向が変化し、ここ7年で内容説明、記号問題、条件英作文(会話文補充や自分の意見を述べるタイプ)が登場しました。私的には、条件英作文やめてほしいんですけどね🤥✋

第1問

第1段落

人間は全地球、そして全ての這う系の生物を支配するということは、色々なことが固まり事実となってきた預言である。

人間は今までに、氷のない世界の半分以上を直接的に変え、残りの半分を間接的に変えた。また、ダムを建設し河川の流れも変えた。肥料製造工場は全ての陸生の環境システムを合計したもの以上の窒素を固定した。飛行機,車,発電所は火山が噴射するCO2の何百倍ものCO2を排出した。

最近のpaperによると、人間と家畜だけで、魚を除く全脊椎動物を圧倒する。我々は他種を絶滅に追い込む主犯者ではないか。我々人間はは新たな地理的時代を生きている。

・domination→ 支配
・creep→ 這う
・prophecy→ 預言
・harden into〜→ 固まって〜を形成する
・divert→ 曲げる
・terrestrial→ 陸生の
・emit→放出する
・in terms of〜→ 〜の観点から
・outweigh → 圧倒する
・a ratio of〜→ 〜の割合で
・vertebrate→脊椎動物
・livestock→家畜
・pervasive→ 普及して
・geological→ 地理的な
・epoch→ 時代
・trench→ 溝

第2段落

この時代の変化から得られた明白な教訓は「何を望むかに対して注意しなさい」である。

地球温暖化、海洋の酸性化、海面上昇、砂漠化などは人間の成功と引き換えに表れた副産物である。

<下線部2>

しかし、人間が関与する規模を縮小し、影響をすことは簡単ではない。人間が昔のような生活に戻るのは現実的ではない。

・lesson→ 教訓
・by-product→ 副産物
・prudent→ 慎重な
・as of〜→〜に関しては

第3段落

だから、我々はアナログでない苦境に直面している。

<下線部3>


解答

(1) 標準〜やや難
氷に覆われていない陸地の半分以上を直接的に、残り半分を間接的に変えてしまい、世界の主要な河川の大半をダムで堰き止めてその流れを変え、化学肥料工場やマメ科の植物が全ての地球上の生態を合わせたものよりも多くの窒素を固定しており、飛行機,車,発電所の出す二酸化炭素の排出量は火山の約100倍であるという、人間の影響力が地球上の広範囲に及ぶ時代。

分析


(a)
具体例を第1段落から4つ探しにいくと、まずは①People have〜what remainsが見つかります。what remainsって何だ?と思った受験生も多いでしょうけど、ここは前述のhalfと対応していると考えて、「氷に覆われていない陸地の残り半分」と解釈したいところでした☝️

(b)
続いて、② We have dammed〜major rivers、③ Our fertilizer〜combined、④ our planes〜volcanos doに着目すれば、4つの具体例が揃います!

(c)
③のlegumeはわからん受験生が大半でしょう。名詞って文脈から推測するの難しいし、これは落としてもやむをえない🥲


(d)
最後に、下線部(1)がepoch(時代)のことであり、その時代の性質がpervasive  is man’s impactで表されていることから、解答をまとめます。

(2) 標準
「地球規模の変化」という当たり障りのない名前が付いたものの速度はあまりにも速いので、地球の歴史上それに匹敵する例はわずかしかなく、その最も最近の例は6,600万年前の恐竜の治世(時代)を終わらせた小惑星の衝突であった。

分析


so that構文ならぬsuch that構文を見抜けたでしょうか👀❓本文では「〜の速さがとても速いので…」と訳せばOK🙆‍♂️


labelは「商品にラベルを貼る」から推測したいですね☝️なお、人に対して使うと「レッテルを貼る」的な意味になるでしょう。


blandlyは訳しにくいです。「穏やかに」「当たり障りなく」という意味ですが、これは知らない受験生がほとんどでしょう💦💦


a handful of=わずかなcomparable=比較できる、匹敵する。’global change’の比較対象となる具体例が数えるほどしかないと言いたいようです。


the most recent being〜のrecentの後にはexampleが省略されています。訳すとすれば「最も最近の比較対象になる例は〜である」でしょうね🤔


reignも訳しにくいですが、blandlyよりはマシかと💦「統治」「治世」という意味ですが、約6,500万年前に恐竜が絶滅した件はかなり有名ですよね。ここは「時代」でもOKなのではないでしょうか🙆‍♂️

(3) やや難
制御するという問題に対する答を出すというのであれば、それは、より制御をかけるということになるだろう。今になって初めて、制御しなければならないものは、人間は別として、存在している自然、もしくは存在すると考えられている自然ではなくなっている。そうではなく、新しい努力は作り変えられた地球から始まり、それ自体に返ってくるものであり、自然を制御するものというよりはむしろ、自然を制御するものを「制御する」というものなのである。

分析


be to〜には様々な意味(6通りくらい)がありましたが、ここは後続のit’s going to be〜(〜であるだろう)の表現から、予定(〜するつもり)が妥当かな?という印象です🤔なお、itはanswerのことです。

ただ、あまり深く考えると間違えるので、軽く流す割り切りも必要ですね(それがなかなか難しいけど💦)


have got to〜=〜しなければならない」と「apart from〜=〜は別にして」は覚えておきましょう☝️また、is imgained to existの先行詞はnatureです。-直前のexistsからも確信は持ちやすいかと🤔


「instead of〜=〜の代わりに」の用法は有名ですが、Insteadが文頭にくると「そうではなくて」の意味になります。


spiral back on itselfはまあまあ難解ですね。itselfて結局何やねん?というのもありますが、spiralの和訳が手こずる。「負のスパイラル」等の表現から、イメージ的にはそう難しくないんですが🤔


最終文は、not so much A as B=AというよりもむしろBを見抜けたかで差がついたでしょう👀


感想

(1)は、文章の趣旨がつかめる英語力があれば、該当箇所を外すリスクが低い分ありがたいですね💦

何たって、該当箇所外しの0点が最凶最悪ですからね😞

具体例は、当然第1段落から探しますが、「人間が〇〇した」という具体的な箇所を探せばいいので、4つを探すのは難しくないでしょう👀

その4つを適切に訳すのがまあまあ難しいのですが💨あとは、epochの知識の有無でAnthropoceneの認知に差が出たかも?ですね。

(2)はblantlyとreignの訳に悩みますが、そこは落としてもさして問題ないです。Such〜that…構文とthe most recent beingを正確に把握できるかが得点差に繋がったのでは?

(3)は、構文把握と内容把握の点で、(2)より1ランク難しいかなという感じ…とはいえ、全く手が出ない訳ではないので、6〜7割程度を手堅く取ること自体は難しくありません

第2問

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画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: k01-11p_4-725x1024.jpg

第1段落

図書館の歴史とどのように大量の書籍を収集する過程が進化したかを検証する際、我々は知識の生き残りの話を多くの観点からすることができる。

・examine→ 検証する,調べる
・institution→ 機関

第2段落

デジタル情報が誕生するまでは、図書館やは書類を保存するための最も発達した戦略であった。図書館と読者には、読者が宣誓をする形で、双方に責任があり、それが保存戦略の核心であった。

デジタル情報は元来より不安定なものであり、はるかに積極的な対処が求められる。

<下線部a>

・advent→ 誕生
・archive→ 記録
・strategy→ 戦略
・preserve→ 保存する
・formally→ 公式に
・swear→ 誓う
・humidity→ 湿度
・at the heart of〜→ 〜の核心
・inherently→ 元々

第3段落

ますます多くの知識がオンライン上に現れれば、我々はその知識を主要なテクノロジー会社に効果的に発信することができる。

「Look it up!」という用語はかつて、印刷本のを調べること、百科事典の正しいアルファベット索引を意味していたが、今では用語をタイプしたら残りの作業はコンピュータに任せる形式になっている。以前の社会は個人の記憶訓練に価値を置き、記憶という行為を改善させる洗練された訓練法を開発したりしたが、今やそんな時代は終わった。

しかし、現在、ネットの利便性における危険はある。図書館やを含むいくつかの組織は制御権を取り戻そうと躍起になっている。

・index→ 索引
・encyclopedia→ 百科事典
・devise→ 開発する
・take back→ 取り戻す

第4段落

Johhは早くも1982年に<下線部b>と指摘していた。デジタル世界の重要側面を理解する手助けとなるよう、’digital abundance’という概念も定められた。

・point out→ 指摘する
・abundance→ 豊富
・coin→ 定める

第5段落

(問1) 標準〜やや難
この不安定性は大手のテクノロジー企業、とりわけソーシャルメディア分野の企業によって提供されるオンラインサービスが広く利用されていることによって強められてきている。そのような企業にとっては、知識の温存は純粋に営利上の考慮対象でしかないのだ。

分析


instabilityの接頭辞inは否定の意味より、「安定」です。


amplify(〜を増幅する)は知っていれば有利ですが、安定性のないデジタル情報がここ数十年のインターネットで急速に普及したことを考えると、「増幅」「強化」といった意味は推測可能でしょう💡


especially thoseのthoseが何かを特定することがキーでした🔑thoseは人々ではない!「major technology companies、特に(especially) thoseだ」の流れからthose=companiesと考えます。後にwhomがあるので、なおさら人と間違えやすいですね🥲


for whom以下を具体化すると「知識の温存 is a commercial consideration for 大手企業」でしょう。commercial considerationの訳出が難しかったでしょうか?「commercial=商業の」と「consideration for A= Aの考慮対象」より、解答のように訳出できます☝️

(問2) 標準〜やや難
下線部(b)は「私達は情報の中で溺れているが、知識に飢えているのだ」という意味であり、私達はコンピュータとインターネット接続で得られる情報が理解できないくらい膨大にあるが、利用可能な大量の知識全体をうまく検索する方法が十分でないということを指している。

分析


和訳に関しては、drown in〜be starved of〜を覚えていれば超有利だったでしょう💡ただ、両方ともわからないと、体感難度は高かったかも?


下線部(b)の後に「digital abundance(大量のデジタル)」なる表現が登場しますが、その具体的説明が第4段落後半でされているので、そこを記載します。


第4段落後半の単語で差が付くのは、available=利用できるoverwhelmingly=圧倒的にcomprehend=理解するbe concerned with〜=〜を心配する…の4箇所でしょうか🤔

(問3)
私達がオンラインでの日々のやりとりを通じて生み出す知識は、私達のほとんどにとって見えないものであるが、営業上の利益や政治的利益を得ようとして、社会の不利益になるようにその知識を操作して用いることができるというう問題もある。この知識を消去してもらうことは、プライバシーの侵害を心配する多くの人にとって短期的には望ましい結果となるかもしれないが、最終的には社会の不利益になるおそれがあるのだ。

分析


第2文の単語の確認です。manipulate=操作するgain=利益


have O Vedを「OをVしてもらう」と訳すのはOKでしょうか?使役の意味で用いていますが、強制力のレベルはmake>have>letでしたよね☝️


but以下の単語については、ultimately=最終的にはdetriment=不利益がポイントですね☝️でも、detrimentを覚えている受験生は少ないでしょう。ただ、推測は可能です。第5段落前半に「知識を創造したり模倣することは難しい」なる内容があるため、安易に知識を消去することは社会にとって不利益だ!と考えられるでしょう🤔

感想

デジタル情報に関する話題でした。

(問1)
those,whomを人と誤解しないのが最大のポイントでした☝️訳出で苦労したのはcommercial considerationでしょうか。

(問2)
drown inとbe starved ofの知識の有無で差がついたと思います🤔

(問3)
(問1)よりはやや簡単でした。detrimentの訳出は難しいですが、他は至って標準的で、7〜8割得点はしやすいかなと思います。

第3問


解答

分析


「捨てがたい」をどう解釈するか?ですが、直訳のdifficult to discard the viewはさすがに変でしょう…人が景色をポイして捨てるって非現実的な行為なんで😀💦ここは、「数ある旅の楽しみの一つ」「無視することはできない」等の解釈が妥当だと思います。


「目の保養」をどう解釈するか?ですね。おじさんにとって若い女の子は目の保養なんてよく言いますが…これは「内心嬉しく(楽しく)なる」という意味でしたね☝️表現としては、the scene is enjoynable for your eyesとかthe scene delights your eyesが使えるでしょう。


「ありふれた」は「よくある」という意味のcommonplaceやordinaryでしょう。また、「田舎」にはcountrysideやrural areaが使え、「街並み」にはstreetが使えるでしょう。


「そこに見かける〜暮らしている。」は長いので、関係詞,whomを用いて挿入句を作るか、キリのいい所で2文に分けると書きやすいと思います☝️また、「その人なりの」をアピールするため、their ownを表出するのが望ましいです。


「悩み事もどこか遠く感じられて」ですが、「どこか」は「どういうわけか」の意味のsomehowで表せ、「〜と感じられる」という意味のfeelが使えます。また、「大して重要ではない」という意味にも解釈できるでしょう☝️


「心が軽くなる」を端的に言うとfeel relaxedです。「ふっと」の訳出が必要かは迷うところですが、訳出するなら「少し」程度の意味でa bitが使えます。

第4問

解答

(解答1)

最も重要なこと→「失敗を恐れないこと」、理由①→「行う実験が数個の手法に限られてしまう」、理由②→「何か新しいことを発見する機会を失う」。

(解答2)

最も重要なこと→「研究に関する書類をできるだけ多く読むこと」、理由①→「日々新たな発見が出現し、最近のデータに注意を払わないと自身の研究ができない」、理由②→「過去の書類を読むことで、同じ実験をする必要がなく、貴重な時間が浮く」。

分析

去年の会話文形式から、再び2020年と同じ形式に戻りました。100字で自分の意見を書く問題ですね。

自分が受験生の立場なら、この形式はだいぶ助かります😅

だって、去年みたいな会話文補充形式だと、KY起こしたら即0点なんで…あれは非常に困る🤷‍♂️

総括

第1,2問は和訳を中心とした長文問題。少々難単語が混じりますが、今年の説明問題は該当箇所がわかりやすいものでした。

第3問(和文英訳)の難易度は京大基準では普通。近年の第3問の難易度はかなり安定しており、単熟語を固め、直訳が不自然な箇所は適宜言い換えるトレーニングを積んだ受験生なら16〜20/25点は狙える内容です☝️

第4問は自分の意見を約100語で書く問題。書ける英語表現を増やすのも大事だけど、話題に困らないアウトプット力の方が大事ですかね🙄ブログいいですよ、ブログ🚩

去年は第2問が凶悪だったことを考えると、その分易化という感じです。英語学習が盤石なら100/150点取るのは大して難しくないかと🤔

合格点は

非医で50〜55%

医で65〜70%

程度でしょうか。

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