【旧帝大7校リーグ】成績がグングン伸びる!2021年大学入試問題の徹底解説(名大英語)



2021年入試、旧帝大の第4弾は「名古屋大学」です。


当ブログの解説記事は、読者が必死に3年間努力すれば東大(理三以外)・京大(医以外)・九大医レベルに80%以上の確率で合格できることを目的に作成しています


市販の問題集のように、解法を丁寧に示すだけではありません!多角的なアプローチで問題を解きほぐしています✊


しかし、扱う内容はハイレベルなので、全くの初心者が手を出しても収穫は得られません

① 各問の難易度
② 他分野や一般常識との関連事項
③ 問題の躓きポイント
④ 極力曖昧な表現をしない説明

を示しています。

イマイチ成績が突き抜けられない受験生に貴重な情報が提供できればと思いますm(__)m

名大英語の特徴

名古屋大学の英語は全4問で制限時間は105分です。第1,2問はやや重めの長文読解、第3問は会話文でやや軽め、第4問は指示された内容を英語で説明する問題です。

長文の問題はある程度知識と勘で何とかなるんですが・・・名大はちゃんと理解しようとすると結構難しいです💦

名大英語の長文は東北,北海道よりむずいです。内容を深く理解するためには、素養として全統記述模試で偏差値62~67程度はほしいです💦

第1問

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<第1段落>
・microscope= 顕微鏡
・enthusiastic= 熱心な
・gruesome= 恐ろしい
・render= 〜の状態にする
・somewhat= 幾分か

イギリスが科学王国になったのは1660年頃。初代の著名人にはクリストファーやロバートのように色々いた。羊から人への輸血という恐ろしい行為をするPepyもいた。でも、現在は、健康と安全の規則が幾分か不透明なものとしている。



<第2段落>
・the following= 次の
・aggravate= 悪化させる

科学は次世紀に急激に広がった。現在の科学王国の人たちは専門家であるが、それが科学と民衆の間、異なる分野間の壁を悪化させている。専門化が進んだせいで、科学者でも自分の専門外のことには理解が及ばなくなっている。



<第3段落>
・demarcation= 境界
・scholar= 学者
・perplex= 動揺させる
・iconic= 象徴的な
・bemoan= 不満に思う
・dichotomy= 二分化法
・starkly= 全く
・extoll= 称える
・affinity= 親近感
・optimism= 楽観主義
・corridor= はしご
・typify=〜の典型である

科学と人類学の学者の境界が、WrenやPepyといった知的人物を困惑させた。

小説家で批評家で化学者であったSnowはこの分断について的確な分析をしている。Snowは、第二次世界大戦時の科学者や工学者が、科学技術の革新を称えた英国の大統領Harold Wilsonに多大な影響を与えたとして、強い親近感を持った。

(それに対して)Snowがよく知る人間学者は、1950年代以降の狭い社会を作ってしまった典型である。



<第4段落>
・loom= ぼんやり現れる
・pervade= 浸透する
・more than ever= 今まで以上に
・quarter= 地域,領域
・impact= 影響
・ambivalence= 相反する感情
・marvelous= すばらしい
・out of hand= 手がつけられない
・assimilate= 消化する
・jeopadize= 悪化させる

今では、Snowに関する問題はわずかにしか現れていない。社会はますます先進機器に依存し、今まで以上に世間に浸透したが、科学の楽観主義的側面は消え去った。

それどころか、我々のすばらしき科学技術は、新鮮な危機と新たな倫理的問題を生んだ。多くの回答者が、政治家や民衆では対処不可能なほどに科学は制御不能な存在になると言う。

未来世代は、まさに文明の生存が危ぶまれるくらい、(核,遺伝,アルゴリズムに関する)リスクに晒されるだろう。



<第5段落>
・embrace~= ~を含む
・strand= 挫折させるもの
・nonetheless= それにも関わらず
・endemic= 蔓延している
・moan=うめく
・gratifying= 満足させるほどの

Snowの原書に基づく後の出版本では、社会科学を含む「第3の文化」が現れるだろうと示唆した。しかし、無知という知的狭量が蔓延する。科学は、政治やメディアにおいて、心配になるほど多くの人に必要とされている。



<第6段落>
・resonant= 反響して
・unveiled= 公開される
・provoke= 怒らせる
・vibrant= 活気のある
・forbidding= 人を寄せ付けないような

チャールズ・ダーウィンの考えは、一般人にも理解できる方法で説明できたため、大きな反響を呼んだ。それが、今では難解な公式や用語がないと説明できなくなっている。




【解答】

(1)
(ア)  やや易
<答> A

分析
2人の人物の後にも人(熱心なamateurs)がいるので、along with

(イ) 易~やや易
<答> E

分析
intellectualsは名詞として使われ、後に人物名があるため、such as。


(ウ) やや易
<答> F

分析
ambivalent=「相反する感情の」。moreの存在よりthanを考えます。


(エ)
<答>   G

分析
be vulnerable to~=~の影響を受けやすい」は頻出!覚えましょう。



(2)

(お) やや易
<答> A


分析
後で「専門化により、科学と民間そして科学の分野間の壁(barrier)を生んだ」という表現があることから、「科学と技術が次世代で拡大」⇒ その結果 ⇒「現在は分野の専門化が進んだ」となったと考えられます🤔

(か) やや難
<答> E

分析
第3段落の内容が難解だから~😵ただ、文脈的に、第二次世界大戦中の科学者と人類学者の対比している雰囲気はつかめるかと💦

(き) やや易~標準
<答> B

分析
ダーウィンの概念が一例として示されている?前文の一例と思われます。


(3) やや易
<答> C


分析
直後のscience was international and multidisciplinaryを言い換えたもの。「gathers information from around the world」はinternationalの言い換えで、最初からRoyal Societyが認識していること=spirit(精神)と解釈できます☝



(4) 標準
<答>
科学技術が拡大し、専門分野が極度に進んだせいで、科学者でも自分の専門外のものに ついては理解が難しいという状況。

分析
傍線部は「近代生物学のすごく限定された知識は生物学の有名な本に由来する」の意味。 これが何を意味するか?ですが・・・直前の as well as between different specialismsに着目しましょう👀

科学と公共間の障壁と同様に、異なる専門家間の障壁にもなっている」例を示します。 なお、This factは第2段落の前2文を示し、2(お)にも関与します。





(5)
<答> 
恐竜やビッグス粒子、宇宙論のような実生活と全く無関係な主題にいかに多くの人が関心を抱いているかは、本当に注目すべきことだ。


<分析>
Itは形式主語でhow many people~の言い換えです。「be relevant to~=~と関係がある」。irは否定の接頭辞

あとは、as~as・・の訳し方に注意。よく見るA is as 形容詞 as Bとは毛色の違う表現になっているの、理解できてますか🤔❓



(6) 標準~やや難
<答>
 ダーウィンの時代には、科学的発見について一般の読者にも理解できるように説明することができたが、今日では難解な式や用語が欠かせない、ということ。

分析
ダーウィンの時代は`in a way accessible to general readers`な点に注目👀今は「専門用語がなくては提示できない」と述べています。

単語面ではequation=「数式」が難しいか?


(7) やや易
<答>
我々は地球上の生命の起源にまで遡ることができる壮大な進化の過程の結果であると明らかにすることで、「種の起源」は人間に対する我々の認識を変えた。


分析
be tracked back to~=~まで遡る


感想
今年の第1問はダーウィンを引用してくる科学の歴史のお話ですが、特に第3段落の内容理解が難しかったように思います💦問4の内容は医学の専門細分化の弊害にも当てはまりそうですね🤔




第2問

スキューバダイビングが人の精神面に与える効果について述べた文章でした。スキューバダイビング楽しそうですね🏊著者は潜水恐怖症ですが、経験者の方、果たしてこれで精神面の安定は得られるものなんでしょうか🧐❓

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<第1段落>
・ as with〜= 〜と同様に
・be perceived as〜= 〜とみなされる
・element= 要素
・ visibility= 視野
・orientation= 適応
・note= 書き留める
・inherently= もともと
・therapeutic= 治療効果のある
・examine= 検証する
・psychological= 心理学的な
・outcome= 結果

スキューバダイビングが危険な活動だとみなされる原因要素としては、圧力,呼吸状況,水中の視野,水中での適応といった危険がある。

しかし、ダイビングを何回もしたいと思わせる原因は必ずしもこれらの危険とは限らない。ダイビング自体が、元々心理状態に好影響を与える様々なセラピー効果を持つのが理由だろうか?

ダイビングが心理的利点の他に社会的利点をもたらすのかを検証するのが今回の研究の目的だ。



<第2段落>
・be associated with〜= 〜と関係する
・variability= 変数
・maintain= 維持する
・remain= そこにいる
・except for〜= 〜を除いて
・absent of〜= 〜を欠く
・cognitive= 認知に関わる

第1の効果は( イ )。ダイバーは安定的に,ゆっくりな深呼吸技術を身につける必要がある。この呼吸法は心拍数増加や低ストレス化と関係する。落ちついた状態を維持することで、長く水中にいられる。

呼吸法が上手になると、水中では自身の呼吸音のみが聞こえる状態になる。すると、安心感を抱くようになり、日常のストレスを忘れることができる。



<第3段落>
・alter= 変える
・perception= 知覚
・axis= 軸
・emulate= 模倣する

第2の利点は(  ウ )。ダイバーは体全面で水の圧力を受けて、日常ではない無重力感を感じることである。この環境下では色んな方法で体軸を変えることができる。

<第4段落>
・serve as〜= 〜として働く
・disability= 障害
・look after〜= 〜の面倒を見る
・mutual= 互いの
・promote= 促進する

第3の利点は、伝統的な瞑想などではない独特の機会を与えてくれることである。障害者は水中では日常の不自由さを感じなくなり、所属感を強く感じることで、ダイバー仲間との絆が強化される。



<第5段落>
・foundational= 基本的な
・be accompanied by〜= 〜同伴である
・motor control= 運動制御
・signal= 合図
・disorder= 障害
・potential= 潜在的な
・drowsiness= 眠気

ダイビングに関する基本的知識は同じだが、対麻痺のある方、運動障害のある方、後天的ストレス障害(PTSD)のある方により、訓練内容は変わる。

精神疾患で内服中の方はダイビング中に眠気や気分不良に襲われることがあるので、指導者は彼らの心理的問題を把握し、発生時の脱出計画を準備しておかねばならない。




<第6段落>
・be aimed at〜= 〜を目標にする

過去の文献では、スキューバダイビングは広範囲の治療効果を呈することが示唆されてきた。しかし、我々の知る限りでは、それが精神状態に及ぼす影響を検証した研究は今までほとんどない。




【解答】

(1) やや易~標準

(ア)
<答>

分析
最初はスキューバダイビングについて何も紹介していないのだから、まずは紹介的な内容のCが入ります。そして、後文からadventure要素が入ることも理解可能。

(イ)
<答>  B


分析
ダイビング中の呼吸法が日常生活のストレス軽減に貢献しているという内容。落ち着いた瞑想経験をもたらすなどの点から、peace,tranquility,calmが含まれるBが適切と判断します。

(ウ)
<答> D


分析
「全身に水圧を受ける」「日常生活で無重力感覚を味わえない」といった内容から水は他では 体験できない機会を提供するというDが適切でしょう。

(エ)
<答>  A


分析
消去法でAとしましたが、障害のある人でも自立して安全にダイビングできるという内容が後に書かれているため、やはりAが適切でしょう。


(2)

(お) やや易
<答> B


<分析>
「limited motor control in their hands」は「手を自由には動かせないこと」を指します。 「have control(over)~」の熟語知識があれば容易。まあ、他のわかる問題を埋めて消去法的にhaveを選ぶのもアリですが💦

(か)
<答>D

分析
障害者が合図を[か]…の表記より、learn(学ぶ)が入ります。


(き) 
<答> C

<分析>
inform A of B=「AをBに知らせる」。ここでは、traumaを惹起する原因を知らせるという意味が適当でしょう。

(く),(か) やや易
<答> EF

分析
「心理的に問題のある者を指導者やバディは [ く ]せよ。すぐにexit plan(避難計画)を[ か ]せよ。」の内容から考えます。

(3)  
<答>part of a dive community

分析
social benefitsは3つめの利点。第2,3段落でpsychological,physicalな利点の説明がされているので、該当箇所は第4段落です。さらに「Divers become~」とある表現から、正解を見つけましょう👀

(4) やや易~標準
<答>D

分析
(2)を導くのはThis steady soundであり、それはゆっくり安定した呼吸から出される音のことです。

間違えるとすればCか?Cの「何も聞こえない」は×です。自分のリズミカルな呼吸音は聞いていますからね🤥


(5) やや易
<答>
ダイバーの身体のあらゆる部分にかかる水圧は、日常生活においてあまり身体の自由が 効かないであろう人に無重力や自由の感覚をもたらす。

分析
容易。This pressureはそのまま前文を指します。

provide A for Bの形になっていますが、provide A with B(=AにBを与える)と混同しないように!!not~much=それほど~ない。


(6) やや易~標準
<答>
スキューバダイビングが広範囲の治療効果を示すことは過去の文献でも示されてきたが、それが退役軍人の精神的健康に与える影響について検証された研究はほとんどない、ということ。

分析
最終段落の前半2文は対照的な内容であり、それがgapといえます☝️


感想
第1問より内容把握は全然容易ですね💡

単熟語の知識はある程度必要とはいえ、どの問題も適度な文脈把握力が求められるもので良問と思いました🤥







第3問

映画館で入場チケットを買う前の2人の会話の場面ですね。
映画の見方や種類について話し合っているようです。

名大英語の第3問は内容は易しめだけど、多少常識的感覚を働かせる必要がある意味で、文脈を追う練習として利用価値は高いと思われます😃

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(1)
(ア)
<答>   

<分析>
「it=私が話についていき理解すること」は母国語の英語の方がイタリア語よりeasyと言いたいようです🤔

(イ)
<答>E

分析
動詞が入るのは明らか。「この映画は1967年に~によって(   )」の形より、「制作された」は自然に出てくるはず。


(ウ) やや易
<答>  F

分析
見る予定の映画の上映時間が3時間45分。「ほぼ4時間」と解釈して、nearlyを選択します☝

(エ) 標準
<答> J

分析
「getting value for money with this film.」の正確な訳はよくわからないけど、時間に対して払ったお金に価値があるとでも言いたいのでしょう。


(オ) 標準~やや難
<答> H


分析
sit still=じっと座る。sit stillはよく使う表現だけど、stillの品詞て何?と思われたかもしれません。はっきりしていませんが、副詞とみる考えもあれば、分詞構文的に捉える考えもあります(being stillのbeingが消えたもの)。

(2)  やや易 
<答> B



分析
「色んな種類の映画を見る」の言い換え表現。前文の「wide range of~」がヒントかな~🤔広く知るということは、視野を広げる行為に繋がるため、答はB。と判断します☝

他の選択肢は的外れ💦(C)の「Look before you leap.」は有名な諺なので、覚えておくとよいでしょう💡


(3) やや易~標準
<答>A

分析
丁寧に見ていけばB~Eは〇とわかります。ただ、Louiseが今から見る映画を見たかどうかの記述はありません


(4) やや易
<答> CE


分析
MichaelはLouiseにarthouse filmsについて質問をしているし、subtitlesを見ていては映画に集中できないと言っています。

(5)  
Q「映画は将来も存続するか?」


(賛成例)
ダイナミックな魅力は映画館でしか味わえないから残る。

(反対例)
スマホやPCで便利にいつでも見れるから存続しない。



自由英作文のネタ
論理的に説明しようと頑張ると、何書いていいかわからなくなり時間を大量に浪費します💦よって、自分が直観で思いついたことを正確な英語で書くのが得策です☝ただ、「それで内容点が大丈夫なのか?」と聞かれると、正直わかりません(笑)


<解答例>
I think cinemas will exist in the future.Certainly,we can now enjoy watching videos on the small screens of smartphones or TV. However,the large screens and dynamic effects of cinemas will continue to attract us. 

(37 words)


感想
話題はコロコロ変わるけど会話の流れはつかみやすいですね。sit stillはこれを機に覚えておきましょう!





第4問

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注意点
グラフを見て80~100語の英語で記述する問題です。これで大問1つ分なので当然配点は高く・・・内容点でゴッソリ削られるのだけは回避したいですね〜😵‍💫💦

今回は、自転車走行距離と交通事故数のグラフが出てきました。まず問題を解くうえで大事なのは「問題文の指示をよ~く注意して読む」ことです。

【質問事項は?】
以下2つ。国家間の比較のようですね。

(1) 直線と棒グラフのデータが何を指すか
(2) 原因で考えられるものを1つ以上説明





まず「自転車の走行距離が長い→事故が多い」の傾向を把握しましょう☝️

原因としては、「自転車レーンの少なさ」「道が狭い」「車が多くて衝突事故のリスクが高い」「安全意識の欠如」などを挙げるとよいでしょう。



<解答例>
 This data on bicycle use shows that generally the lower the number of kilometers traveled per person is,the higher the rate of fatal accidents is.In the Netherlands,for example,bicycle travel per person is 864 kilometers,and the rate of cyclists killed is 10.7 per billion kilometers traveled.In the U.S.,however,people travel only 47 kilometers,but the rate of death is 44 per billion kilometers.One possible explanation is that there are fewer lawes dedicated to cyclists in countries with high death rates.A lack of riding experience or safety training may be another factor.



感想
内容的にはまだ書きやすい方だったかなと思いますが、いざ説明するとなると少し厄介ですね💦「自転車で長く移動してりゃそりゃ事故る確率上がるのも当たり前だろ?」て感じですわな🙄




総括

第1問は旧帝大基準でもまあまあ難しい、第2問はまだつかみやすい標準的な内容、第3問は1,2問より楽なので高得点を稼ぎたいですね!!

第4問は問題の指示に従い、(採点者から見て)頓珍漢な内容を書かないようこちが一番大事です。本番の採点の詳細はわかりませんが、模試だと内容点で一気に0点てことがありえるので😵‍💫💦


非医50~55%医70~75%

程度が合格点でしょうか🤔

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