受験生の皆さん、こんにちは。
東大合格ビジネスマンのワタシですm(_ _)m
2022年大学入試
旧帝大の第5弾は「名古屋大学」です。
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多角的なアプローチで問題を解きほぐしています✊
① 各問の難易度
② 他分野や一般常識との関連事項
③ 問題の躓きポイント
④ 極力曖昧な表現をしない説明
を示しています。
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名大化学の特徴
名大の理科は2科目150分。旧帝大では京大を除きどこもこの設定ですね😇
計算力を最強レベルにしとかないと、意外と時間ないです。
物理が重いことが多いので、軽めの化学で高得点を目指すのが合格可能性を上げるセオリーです☝️
とはいえ、問題数は多めなので、基礎知識はすぐに出せるようにして、正確かつ迅速な計算力を身につけておきましょう☝️
第1問(問1)
【解答】
(1) やや易
(ア)~(エ)
<分析>
Kpは係数の付け方も含めて覚えておきましょう。(ウ)はお馴染みの反応前後の物質量比較をするとよいでしょう。
(2) 標準
<分析>
よくある誘導がありませんねー🤔
vは10分間の濃度の減少量から求めればいいですが、[X]には10分間の平均濃度を代入します☝️
(3) 易〜やや易
<分析>
半減期に関する問題。ここは[X]=1/2 [X]₀を代入して求めます。
(4) やや易
<分析>
Xの初濃度は同じなので、反応速度定数kが3倍になります。あとは、(3)の式にT₁,T₂を代入した式を割り算すればOK🙆♂️
<感想>
化学平衡と反応速度に関する基本的な問題でしたね。(2)の[X]に何を代入するかを考える部分で差がついたのでは?
第1問(問2)
【解答】
(1) 易〜やや易
(ⅰ)
<分析>
電離度<<1より[CH₃COOH]≒0.40(mol/L)とみなせます。また、[CH₃COO -]=[H⁺]より水素イオン濃度が出ます。
(ⅱ) 標準
キ
<分析>
乳酸のKaは酢酸より大きいので、[HA]=[A⁻]となるときのpHは小さくなります。
さらに、NaOH濃度が大きいため中和に必要な添加量は小さくなります。
(2) やや易
<分析>
緩衝液では[HA]と[A-]の比を意識しましょう。本問では[HA]:[A⁻]= 0.08:0.04=2:1ですね。
(3) 標準
NaHSO₄、NH₄Cl
<分析>
「酸性塩=強酸と弱塩基からなる塩」を基本として考えます。紛らわしいのはNaHSO₄とNaHCO₃でしょう。
どちらもHを含むので、どっちやねん?と思う方も多いでしょうけど、NaHSO₄が弱酸塩でNaHCO₃が弱塩基塩です!
これは、硫酸が強酸、炭酸が弱酸であることからも推測はできます。
<感想>
全統記述模試でも頻出の、緩衝液と弱酸(塩基)塩の理解力を問う問題です。基礎理解を確認するには良い問題ですね☝️
第2問(問1)
【解答】
(1) やや易
(ア) 炭化ケイ素
(イ) 増加
(ウ) 低く
(エ) 水ガラス
(オ) ケイ酸
(カ) シリカゲル
<分析>
(イ),(ウ)は、ダイヤモンドの性質(硬くて電気を流さない)を考えればできます。
(エ)〜(カ)はシリカゲルができるまでの過程を示したものです。
(シリカゲル)
吸水性が高いのはなぜか?という記述問題がよく出ます。なので、構造と紐づけて覚えておきましょう。まあ、表面積が大きい+-OHが多いのが原因なんですけどね🙄
(2) 標準
<分析>
グラフェンて何や?となった受験生もいたかもしれませんが、本問は黒鉛の平面部分について問うています。
√3の値が与えられてないし、数値計算もやや煩わしいですね💦
(3) 標準
<分析>
ダイヤモンドの組成式はC、炭化ケイ素の組成式はSiCより、式量の比が12×2:28+12=3:5となるのはOKでしょうか。
あとは、体積比(0.820)³を使えば出ますね。
(4) 標準
<分析>
立体網目構造を絡めた結合エネルギーでは、物質1molあたり何の結合が何molあるかを意識するのがコツです。
また、「エネルギー準位が低いほど安定」であることもよく覚えておきましょう。
(5) やや易
Na₂SiO₃+2HCl → H₂SiO₃+2NaCl
<分析>
弱酸の遊離を示す反応式を書けばいいだけですが、(エ)の正解が前提です。
<感想>
ケイ素を題材にした結晶構造、結合エネルギー等の計算問題がメインでした。計算はまあまあ煩雑で、第2問(問1)は計算力で差が出たでしょう。
第2問(問2)
【解答】
(1) 易~やや易
(ア) 2
(イ) 不動態
(ウ) 熱水
(エ) H₂
<分析>
金属に関する基礎知識を確認する問題です。不動態については、記述で説明できるようにしておきたいですね。
(2)
(ⅰ) やや易
<分析>
正極,負極に分けて半反応式を書いてまとめればいいだけですが、本問は化学反応式を求められているのでイオンは残しません✋✋
(ⅱ) やや易
負極
<分析>
電極Bで発生したのがO₂より、Bでは 2H₂O → O₂+4H⁺+4e⁻の反応が起きたと考えられます🤔
つまり、Bは陽極で、Aは陰極です。陰極に繋ぐのは負極なので、答は負極です。
(ⅲ) 易~やや易
水素よりも銅の方がイオン化傾向が小さく、銅(Ⅱ)イオンが水素イオンよりも先に還元されるため。
<分析>
イオン化傾向について言及する、よくある問題ですね。確か、電気分解ではCu~Agくらいまでは還元されたと思います🤔
(ⅳ) やや難
<分析>
流れた電子の物質量を求めたら終わり!・・・じゃなくて、析出したCuの物質量もちゃんと確認しましょう。
本問は(ⅲ)が誘導になっていて、まずCuの還元が起きて、Cuが枯渇したらH₂の発生にチェンジします。
<感想>
電池と電気分解に関する問題でした。内容的には全然難しくありませんが、(2)(ⅳ)で得点差がついたかもしれません🤔
第3問(問1)
【解答】
<情報整理>
(1) やや易
C₈H₈
<分析>
解法は<情報整理>で示した通り。
ベンゼン環とC=Cの存在から分子式を立てるのがポイントでした。
(2) やや難
6
<分析>
問題の意図がつかめずに悩んだ受験生・・・かなりいたのでは😵❓
Aはスチレンなんですが、-CH=CH₂にしか目が行かないと混乱したことでしょう💔
実は、ベンゼン環のC=Cも不飽和結合とカウントして考える必要がありました。不斉炭素原子が発生するのは-CH=CH₂が付くC原子であること
ベンゼン環のC=C全てにH₂が付加すると不斉炭素原子が消えてしまうこと
の2点に着目する必要があり、難しかったでしょう💦💦
(3) やや易
(B) -CH₂CH₃、H、H、H
(C) CH₃、H、H、CH₃
<分析>
枝分かれをしていないことから、炭化水素基は(ア)か(エ)に記載します。
あとは、Fを酸化すると安息香酸になったことから、Bに-CH₂CH₃の構造があると特定します☝
(4) やや易
(E),(F),(G)
<分析>
(3)までできれば自然と書けると思います。
(5) やや難~難
<分析>
難しいというよりトリッキー🤷♂️
これは私も意表を突かれました!「構造式を書け」と問われると、つい先入観で平面構造を考えてしまうのですが、そうなると本問は詰みます💔
<感想>
(1)~(4)は問題の誘導に従っていけば全然難しくないです。ただ、(5)は多くの受験生が意表を突かれたことでしょう。
言われたら「ああ!」って感じですが、自分で立体構造を引っ張り出すのは難しいですね😭😭
第3問(問2)
【解答】
<実験のまとめ>
(1) 易
ナトリウムが陽イオン交換樹脂の酸性の官能基の水素イオンと交換されたから。
<分析>
陽イオン交換樹脂がHを持つことをを知っていればできます。知らなくても、流出液は酸性よりH⁺を含むことは自明です。
(2) やや易
アミノ酸が3個以上結合しているペプチドであること。
<分析>
ビウレット反応の知識を問う問題でしたね。詳細は覚える必要ありませんが、アミノ酸が3個以上あるとこんな感じの配位結合を示すようです👇
(3) 標準
C₁₄H₂₈N₄O₄
<分析>
(実験2)を参照。C₁₉H₃₄N₄O₆から無水酢酸×2とメタノールの付加分を引くことで、Xの分子量が求められます。
つまり、C₁₉H₃₄N₄O₆−COCH₂×2−CH₂=C₁₄H₂₈N₄O₄です。
(4) 易~やや易
(a) グルタミン酸
(d) リシン
<分析>
等電点は酸性アミノ酸ほど小さく塩基性アミノ酸ほど大きいです。超頻出事項なので、よく覚えておきましょう。
(5)
(b)
(c)
<分析>
図1より、Yにはグリシン(C数:2)とグルタミン酸(C数:5)を含むことがわかり、さらに(4)よりリシンも含むことがわかります。
(実験5)で必須アミノ酸Bの分子式が示されていることから、(c)はグリシンで確定でしょう。
でも、Bがね・・・Bはバリンみたいですが、アミノ酸を細かく覚えていないとわからんでしょう🥲
<感想>
イオン交換樹脂、等電点の理解、ペプチドの知識を問う問題でした。
内容的には全然難しくありませんが、問5(b)のバリンを確信をもって書けた受験生はほとんどいないでしょう💦
総括
第1問の理論化学は去年のU字管浸透圧の問題より間違いなく易しい、第2問の無機,電池も一部を除いて簡単ですね~💡
有機化学も(5)以外はまあ普通。
高分子化合物は、去年より間違いなく易化!去年のフェノール樹脂と繊維の問題はマニアックで結構キツイもん🥲
合格点は
非医:55~60%
医:75~80%
程度でしょうか。
最後に、再度公式LINEの紹介をします。
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