2021年阪大化学第4問

第4問は(Ⅰ)が糖類、(Ⅱ)が核酸の問題でした。最近は盲点を突くかのように、受験生の
対策が手薄な核酸を出してきますね。

2015年の京大のやつはもっと細かい知識まで聞いてきたような・・・
2015年京大化学の第4問は非常に勉強になるので、是非目を通してみてください👍

(Ⅰ) グルコース、セルロースの性質についてはよく勉強しておく。
問1 (ア)アミロース (イ)α-グルコース (ウ)ヨウ素デンプン (エ)β-グルコース

問2 いす型構造からRa~Rgを決めようとすると混乱する
よく見ると、環状のα-グルコース構造を書いて考える方がわかりやすい
   問題の意図を無視してそうですが・・・合わせることが優先(笑)
Ra:CHO、Rb:HO、Rc:H、Rd:H、Re:OH、Rf:OH、Rg:OH


問3 熱水に溶けない部分(アミロペクチン)はα-グルコースの1,6位でグリコシド結合し、
   枝分かれ構造をもつ。

問4 スクロースの構造式は超頻出!セロビオース単位→糖2個分を書く。
   とはいえ、通常のβ-フルクトースの構造を180°折り返した構造を書くのが地味に難しい。



(Ⅱ)
問5 (オ)リン酸 (カ)5 (キ)ヌクレオチド

 ※ 覚えておくとよい事項
(1) リン酸が結合するのはリボースの3.5-OH
(2) リボースの2位-OHが-Hに→デオキシリボース
(3) 塩基の結合→C-G(シトシン-グアニン)、A-T(U)(アデニン-チミン(ウラシル))
(4) 塩基間の水素結合数はC-Gは3個でA-Tは2個

問6 C-Gは3個A-Tは2個であり、答は以下。


問7 融点最大→「水素結合が最も多くできるもの」と解釈。NH₂とO、NとN-Hが結合すること
  に着目すると、Yが適切。

(答)Y、塩基対を形成する水素結合の数が、アデニンとチミンでは2本なのに対して、
     Yとチミンでは3本になるから。



【講評】
Ⅰ→ 問2,4が幾何的に難しかったかもしれない。
Ⅱ→ DNAの構造と塩基どうしの水素結合を理解しているかが問われた。勉強量の差が出たか?


全体のセットでは、第3問の(5)、第4問の(2)(4)(6)あたりが詳しい知識がないと難しく、第2問
と第4問は理解度に応じて差がついた印象。医学部志望者は細かい知識問題を落としても他を取り
80%程度得点すれば合格圏と思われる。

過去問と並行して実戦模試の過去問でも演習を積んでみましょう。
2021年度のものは現在販売中なので、ここでは少し前のをすすめました。


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