2021年東北大化学第1問

東北大化学は大問3つの構成で、第1,2問は理論化学、第3問は有機化学(構造決定)のイメージ
が強いですが、今年はどうだったのか?

第1問は、前半が簡単めの理論アラカルト、後半が酸化還元の滴定で頻出問題。基礎知識と典型問題の学習にはちょうどよかったと思います。このレベルを安定して8割以上取れると、旧帝大でも化学は得点源になってくるでしょう。




(Ⅰ)
問1 
c:イオン化傾向大→金属は陽イオン化しやすい


問2 
蒸気圧降下:溶質を溶かすことで、水は溶質に遮られ蒸発しにくくなる

問3 
c:記述でも理由説明できるように。(b)は氷の構造に言及していない点で△?


問4~6


頻出の計算問題ですが、問6は溶液の質量を500gと間違える可能性がありそうですね。
溶液=溶媒+溶質なので、500+7.0=507(g)が正解。



(Ⅱ)
問7
(A) +6 (Kを+1、Oを-2、全体の電荷は0とすれば求まる)

(B) Cr₂O₇²⁻+14H⁺+6e⁻→2Cr³⁺+7H₂O


問8 
(キ) 2CO₂  (ク)2
シュウ酸からCO₂が出るのは覚えておく


問9 
活性化エネルギー以上のエネルギーをもつ水溶液中の粒子数が減少するから。


問10 半反応式を組み合わせて、後は電荷を両辺0にすればよい。
MnO₄⁻+8H⁺+5e⁻→Mn²⁺+4H₂O・・・(1)
(COOH)₂→2CO₂+2H⁺+2e⁻・・・(2)

(1)x2+(2)x5よりe⁻を消去すると
2MnO₄⁻+5(COOH)₂+6H⁺→2Mn²⁺+8H₂O+10CO₂
K⁺の存在と硫酸酸性より、両辺に2K⁺,3SO₄²⁻を加える
2KMnO₄+5(COOH)₂+3H₂SO₄→2MnSO₄+K₂SO₄+10CO₂+8H₂O


問11
KMnO₄が0.05×22.0x10⁻³=1.1×10⁻³(mol)滴下された時点で(COOH)₂は完全に反応した。
問10の反応式から(COOH)₂をx(mol/L)として
x・50.0×10⁻³=1.1×10⁻³・2.5 → x=5.5×10⁻²(mol/L)



【講評】
第1問はよく勉強していれば完答可能な稼ぎ問題でした!ここで多く落としているようでは合格は覚束ないでしょう。できなかった場合は、解法から原理から洗い直し、よく復習しましょう。


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また、演習経験が少ないorや化学が超苦手な旧帝大志望者には「基礎問題精講」をおすすめします。「舐めてんのか😂❓」と言いたくなるのはわかりますが・・・化学はある程度の基礎知識をstockしないと始まらないからですね💦化学の思考力など数学や物理の思考力を鍛えれば余裕です(ただし、幾何的思考力は除く)!


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