2021年北大英語第1問

第1問は「我々は果たして仮想現実を生きているのか?」についての文章です。第3段落からは、仮想現実について人間が選択する3つの可能性を提示しています。

深く内容を理解するには難しい題材ですが、問題自体はそう難しくありません。文脈を丁寧に追ってヒントを手掛かりに答える練習問題としてはよいと思います。


「英語が読める」のと「問題が解ける」のは別物です。英語長文は外国語を使った国語ですので、英語が読めるより文脈を確実につかむことの方が圧倒的に大事です。では、一読して問題にtryしてみましょう✋

以下解説です。






問1
単語は「alien」と「simulation」が訳しにくい。エイリアンは経験上何となく宇宙人とわかるが、シミュレーションは訳しにくいですね。「人工的に作られた環境」という説明が下線部直後にありますが、「仮想現実」と訳出するのは難しめ。また、whatとwasの間にhe thoughtが挿入されています。


<答>  
もちろんネオは赤い錠剤を飲み、自分が現実の世界と思っていたものが、実際には人間を支配するために異星人によって作られた仮想現実であったことを知るのである。



問2
第3段落第3文にBostromが検証(examine)した内容が書かれている。begins byの後を訳すとよい。

<答> 進んだ文明が仮想現実を作り出す可能性がどれほどあるのかについての論文。



問3 C
「人間が仮想現実で生きるのが無理な条件」と直後に「第3の選択が正しいと~する」の記述があることに着目すると、第1,2の選択(=仮想現実)は結局は作られないという内容を選べばよいとわかる。


問4 B
(a) it=前文の「人間が仮想現実で生きること」を指すとわかればlikelyが適切。
(b)(c) 第5段落は、第1,2の選択に反対の者の意見。

「文明は破壊されるだろうけど一握りの文明は進んだ科学技術を生む」の内容から、(b)-(c)を
unlikely-likelyと判断する。


問5 C,E 
(A) 「青い錠剤→異星人と会った記憶が消える」より〇
(B) 第2段落第2文で「我々は人生のどこかで考える」とあり○
(C) Bostromは第6段落第2文で確固たる証拠はないと言っている。× 
(D) 第5段落に人間がより良い仮想現実を作り続ける可能性を述べている。○
(E)  ニュアンスの問題。inevitable(100%そうなる)はthe most likelyとはずれる。×
(F)真実を知るための赤い錠剤。○



【講評】
仮想現実や哲学的な思考が出てきて細部がつかみにくかった印象です。記述の問1,2は英語が読めれば簡単でしょうが、問3~5は文脈から思考させる問題で考えさせられます。



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