受験生の皆さん、こんにちは。
東大合格ビジネスマンのワタシですm(__)m
私のブログでは
① 入試問題の解答・解説
② 受験合格に必要なマインド
③ 3大基礎力重視の裏ワザ勉強法
について、様々な情報を発信しております。
旧帝大シリーズ第4弾はみんな大好き、天下の「東京大学」です!
当ブログの解説記事
、読者が必死に3年間努力すれば東大(理三以外)・京大(医以外)・九大医レベルに80%以上の確率で合格できることを目的に作成しています✊
市販の問題集のように、解法を丁寧に示すだけではありません!
多角的なアプローチで問題を解きほぐしています✊
① 各問の難易度
② 他分野や一般常識との関連事項
③ 問題の躓きポイント
④ 極力曖昧な表現をしない説明
を示しています。
イマイチ成績が突き抜けられない受験生に貴重な情報が提供できればと思いますm(__)m
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東大化学の特徴
東大の理科は2科目150分。時間は全然足りません。正直180分で丁度いい量なのでは(笑)?
① 科目の盤石な実力
② 問題の把握力
③ 超迅速な計算力
この3つを兼ね揃えて初めて全問に相手できるレベルと言えましょう😵💨
化学は第1問が有機化学、第2問が無機化学+理論、第3問が理論化学の構成となっています。
2016年までは第3問が有機化学だったのですが、2017年以降は第1問に移動したままです。東大様の意図がよくわからんけど😂😂
2021年は物理・化学とも計算も問題量も多いという非常に困ったセットだったのですが、2022年の化学はどうだったのでしょうか??
第1問(Ⅰ)
【解答】
(ア) 易~やや易
<分析>
A1molから生じるグリセリンが1molであることに着目したかった問題です。
強いて言うなら、グリセリンは覚えとけ!!ってやつ。まあ、東大受験生なら楽勝でしょう。
(イ) 標準
<分析>
不飽和脂肪酸はCのみですが、なんでCは1個に決まるのか?そこがkeyでしたね🔑
それは、もしCが2個あるとすると不飽和結合数も偶数となり不適切だからです!
(ウ) やや易
C
飽和脂肪酸Bの分子構造が直線状であるのに対して、シス型の炭素間二重結合をもつ脂肪酸Cは折れ曲がった構造をしており、Bに比べて分時間力が小さいから。
<分析>
これは東大模試でも出ていた問題なので、ちゃんと復習していた受験生は取れたでしょう!
シス型だからこそ分子が折れ曲がる…ここの理解はOKでしょうか?
(エ) 標準〜やや難
<分析>
COO-CH₃は見た目をわかりにくくしただけのダミー。見通しよくするために、-COOHに戻して考えましょう☝️
まず-COOHを1個しかもたない分子を左端から出たものだと把握しましょう。
そして、今度は右端がどれかで場合分けすると答が3つ出ます。
(オ) 標準〜やや難
<分析>
これは(エ)ができれば楽勝ですね〜。
<感想>
(イ)の分子式決定は多少トリッキー、(エ)と(オ)は連動していますので、(イ),(エ)ができたか否かで得点差がついたでしょう。
第1問(Ⅱ)
【実験の整理】
【解答】
(カ) やや易〜標準
<分析>
C₅H₁₀の候補などたかが知れているので、全部書き出しましょう!
すると、炭素骨格の種類は2種類で確定します。ただし、これだけではl,Jがどちらなのか不明です🥲
そこで、(実験7)に着目すると、Kが3級アルコールだとわかります。
KはE,FのH₂O付加で得られることから、E,Fは枝分かれのある炭素骨格を有すると判断できます☝️
(キ) 標準
<分析>
(実験8)の結果より、Eが④で、Fが③、Gが①で、Hが②と判明します💡主生成物がない点から、Hは②と判断したいですね!
(ク) 標準
K
<分析>
下線部①〜③の記述から、主生成物でかつ、より安定な物質を答えるとよいと勘付きたいところです☝️
(ケ) 標準
E,H
<分析>
2段階に分けて考える必要があります。ザイツェフ則では、OHがCH₃よりCH₂の方のHと脱水するという趣旨を読みとることがポイントです☝️
<感想>
マルコフニコフ則は東大受験生ともなれば有名な法則ですが、その反対概念のザイツェフ則は初耳でしたねー😅
本問はアルケンをまず全部書き出して、(実験7)と(実験8)を適所でうまく利用すれば解ける問題でした。
マルコフニコフとザイツェフて…プラセボ効果とノーシボ効果みたいな関係かよ(笑)(笑)
京大実戦の英作文でも出てきましたが、気になる方は検索してみてください😏
第2問(Ⅰ)
【解答】
(ア) 易〜やや易
<分析>
前半は楽勝!表の数値をそのまま使えばいい。後半は表のデータを用いて3つの熱化学方程式を立て、上記のように計算すれば出ます。
メタンの燃焼熱891kJ/molは受験ヲタクにはもはや常識😂
(イ) 標準
<分析>
NH₃の燃焼熱を求めないと始まりません。それは、(反応3)と H₂Oの生成熱から求めるのですが、表と(反応3)が離れている点から、受験生的には気付きにくいだろうと思いました。
しかし、問題文の表現回りくどすぎだろ…制限時間の厳しい試験でパニックを誘発しようとする東大さんの意地悪さが垣間見えます😏😏
まあ、熱化学反応式に何の物質が登場しているかを考えれば判断しやすかったと思います🤔
<分析>
これは(イ)よりも簡単。反応式をまとめる時は中間物質を消すという考え方が熱化学方程式では大事ですよ☝️
(ウ) やや易
(エ) 易(知ってれば)
(NH₂)₂CO
<分析>
これは実質、知識問題です…尿素という物質を全く知らないと無理だったのでは??
逆に、知っていれば超楽勝なんですが🤥分子量がCO₂の1.36倍=59.84≒60より、なおさら尿素だと確信がもてたと思います。
(オ) やや難
後半は、おそらく(イ)で出た2.3倍にこの0.375を掛けて0.87を出すのでしょうけど…すいません、私この問題の意味がよくわかりませんでした🥲🥲
<分析>
前半は(ウ)ができれば取れます。問題は後半ですよね…私も何が言いたいのか把握できず、相当手間取りました😢
しかし、問題文の表現回りくどすぎだろ…制限時間の厳しい試験でパニックを誘発しようとする東大さんの意地悪さが垣間見えます😏😏(2回目)
<感想>
熱化学方程式の処理がややウザいのは毎度のこと。しかし、本問はさらに聞き方までウザいレベルに回りくどくしてきたので…
マトモに相手した受験生は相当に時間を食われたことでしょう☠️
ここは、(ア),(ウ),(エ),(オ)前半を確実に仕留めたら、残りは時間配分を考えて捨てるのもアリだったかと思います。
第2問(Ⅱ)
【解答】
(カ) 易〜やや易
(b) 3、(c) 1、(d) 2
<分析>
無機の知識問題。Ag,Zn,Cuあたりは配位数,形状とも暗記しておくべきです!
(キ) 易〜やや易
Cu(OH)₂+4NH₃ → [Cu(NH₃)₄]²⁺+2OH⁻
<分析>
注意点は「イオン反応式で答える」です☝️
化学反応式で答える場合は[Cu(NH₃)₄](OH)₂ですよ!違いを理解しておきましょう。
(ク) やや難
<分析>
これCN ⁻の数え上げが大変なんですよね🤥
実質、算数の問題だろこれ…非常にメンドクサイですが、ゴリ押しで数えましょう。
あとは、全体で電気的中性な性質を用いて計算すればOKです。
(ケ) やや難
<分析>
よくある密度計算ですが、(ク)ができないとできないというのが困りモノ😞
(コ) やや難
<分析>
これも問題としては言うほど難しくないけど、(ク)ができないとできないというのが困りモノ😞
<感想>
(ク)の出来不出来でかなり差がついたでしょう。10点満点とすれば、4点or10点みたいな💧
そう考えると、Ⅰやけにタチ悪いな😒
第3問(Ⅰ)
【解答】
(ア) やや易
<分析>
困ったときの係数比較!
この解法は、物質が判明しているけど係数がわかりにくい化学反応式を立てる際の王道パターンです☝️
(イ) やや易〜標準
<分析>
反応式をまとめた結果から考える問題でした。この考え方は第2問(Ⅰ)でも出てきましたね💡
(ウ) 標準
<分析>
「CO₂は理想気体」という記述と、気体定数Rが与えられていることから、状態方程式の利用を考えましょう☝️
そして、密度の単位(g/L)に着目すると、どう変形すべきかも見えてくるでしょう。
実は、状態方程式を用いて密度を求める問題…物理の熱気球問題でも出てきましたよね。
何かを別の何かと関連付けて学習する姿勢は非常に大事です☝️
(エ) やや易
<分析>
水深によらず15℃で一定である条件を把握しましょう。すると、15℃での飽和蒸気圧となる水深を求める問題に帰着します。
(オ) やや易
(a) ファンデルワールス力
(b) 水素結合
(c) 分子量
<分析>
(a),(b)は基本問題で楽勝。(c)の「分子量」は、ほぼ同じ体積下で密度が大きくなる理由は何か?を考えると出てきます。
(カ) 標準〜やや難
(4)
<分析>
今までの過程を総合して考えます。まず、(ウ)では気体の状態なら密度が圧力に比例することがわかります。
そして、水深490mで気体→液体になると。さらに、液体の状態では、490m以下の浅い所なら水より軽く、だいぶ深い所だと水より重いとわかります。
<感想>
問題の流れをきちんと把握すれば、決して難しくはありません。差がつくとすれば(ウ),(カ)ですかね🤔
第3問(Ⅱ)
【解答】
(キ) やや易
<分析>
決して難しくないのですが、[Ck]=[Ck]₀−[Ck・Ab]に着目できないと解けないし、後にもモロに影響する…
という意味では、ドボン問題だったと思います🥲🥲
(ク) やや易
<分析>
αの式さえ出ていれば、図3-5でk1が傾き、k2が切片であることは容易に把握できるでしょう。
(ケ) やや易〜標準
(g)
(h)
<分析>
(g)も(キ)と同様に、[Ck]=[Ck]₀−[Ck・Ab]に着目して解く問題でした。
(h)は(g)をXで表せるように変形すれば、Xについて解けます☝️
(コ) やや易〜標準
(Ⅰ)
<分析>
(h)のXに1/Kを代入すればOK。前問ができれば簡単。
(サ) 標準
Ab2 → (ⅲ)
Ab3 → (ⅳ)
<分析>
K=k₁/k₂を用いてAb1〜3についてKを求めます。
ここでの着眼点は、Kが大きいほど[Ck・Ab]の生成量が多い、k₁が大きいほど反応速度が速いという点です。
(シ) 標準
Ab1、9×10⁻⁹(mol/L)
<分析>
X=0.9として[Ab]について解きます。[Ab]が1/Kに比例すること、k₁が大きいほど早く平衡に達することを考慮すれば、答はAb1に決まります☝️
<感想>
抗原抗体反応を題材に、ミカエリス定数Kmを絡めた問題でした。
サイトカイン,Ab=Antibodyは免疫学を履修済の医学生なら想像に難くなかったかと。
今流行りのコロナワクチンに因んで出題したのでしょうか🤔❓
(ミカエリス定数)
(抗原抗体反応)
総括
第1,3問(Ⅰ)は問題把握をめんどくさがらなければ至って標準的な問題(東大レベルでの話)です。
第2問でどれだけ取れたか、第3問(Ⅱ)の最初がクリアできたかが高得点の鍵でしたね🔑
化学がかなり得意な受験生は50〜55点も狙える内容だったのでは🤔❓
合格点は
理一:35点
理二:32点
理三:42点
程度ですかね〜🤔
最後に、再度公式LINEの紹介をします。
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