【東大合格者直伝】2023年 京都大学 英語の徹底解説

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今回は

2023年 京都大学 英語

の徹底解説をしたいと思います✊

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問題

第1問




第2問

第3問

第4問

解答解説


第1問

(1) 標準

私たちが考え、注目をする「物事」が増えれば増えるほど、その分私たちが個々の事柄に割くことのできる時間は少なくなる。このように個々に時間を向ける時間が減ったことを、人はすぐにインターネットのせいにするが、ソーシャルメディアは確かに関与はしているものの、それだけに非があるわけではない。



第1文

The 比較級 S+V , the 比較級 S’+V’

英語構文をきちんと勉強していた受験生にはおなじみの「SがVすればするほど、ますますS’はV’する」という表現です。

stuff ,devote to~の訳

単語力で差が付くとすれば、この2箇所。stuffは「」、devote to~は「~に没頭する」と訳します。devoteに関しては、むしろdevote oneself to ~ingの表現の方がおなじみかと思います。


第2文

be quick to~

直訳は「~するのに速くなる」ですが、本文の主題はreduced attention spanを人がインターネットのせいにする方であり、人が判断する速さの方ではないので、「人はすぐに~する」と訳した方が自然でしょう。京大的には、減点ではないけど印象点は良くないでしょう。

blame A for B
AをBのせいにする」という熟語。



reduced attention span

ここはspanの意味把握と自然な訳出がkeyだったと思います。reduced attention spanの直訳は「減少した注意時間」ですが、表現が固すぎるため、「注意する時間が減少したこと」と言い換えた方がいいです。


while social media certainly plays its part ,

while S+V , S’+V’の訳は「SがVする一方で、S’はV’する」です。While絡みは「一方」を使うと訳出がしやすくなります。plays its partの箇所は熟語play~part(role) on・・(・・に~の役割を果たす)を思い出せば訳出は難しくありません。

it is not entirely to blame

ポイントは2点。not entirelyが部分否定であること、S is to blameの訳が「Sのせいである」であることを把握できたかです。ここは知識の有無でall or nothingが分かれたと思います。



私のやらかしポイント

私はspanの訳を「領域」と間違えました。ネットの発達で個人が集中できる領域が減ったと解釈して。しかし、spanの意味は「長さ」「期間」なので、これは×でしょう。

(2) 標準~やや難

だからといって、こうした情報すべてに対する私たちの関わり全体がいささかでも減っているわけではなく、むしろ、私たちの注目を引こうと競い合う情報が高密度になればなるほど、私たちの注意はより薄く広がり、その結果として国民的議論はますますもって断片的かつ表面的なものとなるということなのだ。

It isn’t that~,but rather that・・

~というわけではなく、むしろ・・だ」と訳します。この表現は過去の京大本試でも登場しており、やはり過去問分析は大事だな~と実感します🤔


total engagement with~
engage with~(~に関与する)の意味から考えると「~に全面的に関与すること」とすると自然な訳になります。最近は日本語でも「トータル」が使われますが、英語の理解度を試す入学試験で日本語英語はマズイでしょう。必ず日本語で訳出してください。


compete for~

compete(競争する)やcompetition(競技会)の意味と前置詞forの意味合いから、「~を競って求める」と訳出したいところでした。


get spread more thinly

getの意味把握とspread more thinlyのイメージが大事な箇所でした。ここのgetは「~になる」という意味。spread more thinlyは「(1つのことに注目する時間が減ったせいで)私たちの注意が薄く広がる」という意味です。


with the result that~

直訳すると「~という結果を伴って」。×ではありませんが、採点官から見て文章がわかりづらくなります。和訳では「その結果~となった」とする方が自然で訳しやすいです。


私のやらかしポイント

私はcompete for~の訳を「~を求める」としましたが、競争的な意味が反映されていない点で減点対象となったでしょう。



(3) やや難 (修飾ミス発生しやすい)

だが、時間をかけてあるテーマを掘り下げ、ある問題についての証拠,良し悪しを比較検討し、しかる後に自分の態度を決めることによって、長い目で見てより良い判断を下すことができる。

dig a little to a subject

a little(少し)はdeeperを修飾します。digは「掘る」という意味なので、ここでは「ある分野を掘り下げる」と訳出するのが自然でしょう。


weigh up the evidence, the pros and cons about an issue

この箇所はトラップが多いです。weigh up(比較する)の意味、pros and cons(利点と欠点)の意味、aboutはpros and consのみならずevidenceにもかかる。どれも難しいですが、以上3点をすべてクリアできると断然有利な戦いができたと思います。pros and consは英検やTOEICで頻出なので、英検やTOEICの経験者は有利だったでしょう。


before making up your mind

決意をする前にすることは何かというと「taking some time~sublect」と「weighing up~an issue」の2つです。後者だけを修飾する形で訳出すると、大幅減点を覚悟しないといけません



in the long run

長い目で見ると」という意味の表現。知識の有無で差が付いたでしょう。


私のやらかしポイント

私は試験終了2分前にして、before making up your mindの訳抜けに気付きました!!

修正するも、冷静に見直す余裕はなく、よりによって「weighing up~an issue」しか修飾しない訳になってしまいました。しかも、the evidenceがabout an issueに繋がっていることにも気づかず終い・・・最悪です(‘Д’)

和訳大幅減点食らったとすると、第1問(3)の修飾ミス連発でしょうね💦






第2問

(1) やや難

そのような哲学者は意識を、ルイ・アームストロングがジャズを捉えていたとされるように捉えている。それが何なのか尋ねる必要があるのならば、その人には決してわかることはないのである。実のところ、わからないと告白する人に-そして実際そう告白する哲学者はいるのだが-意識を説明するのは、ジャズをよく知らない人にジャズを説明するよりもはるかに骨の折れる仕事だ。


第1文

asの訳出

主節と従属節の時制が一致していないことに着目すると、asを接続詞で訳すのはマズイと判断できます。よって、ここは関係代名詞のasだと判断し「~のように」と訳します。


第2文

who professes not to know

not to knowをprofessするので、ここの訳出は「わからないと告白する」です。「わかると告白しない」ではありません。



who do profess this

ここは強調のdoの訳出がkeyでした。強調のdo「実際に~する」の訳は覚えておきましょう。

much more challenging than that of~

muchがmoreを強調するので「はるかに」の訳が必要です。また、challengingの訳には「困難な」や「難しい」をあてましょう。チャレンジを使った訳はごまかしと解釈され減点対象になります。



the uninitiated

initiative(開始する)やinitiation(自発)の単語、否定の接頭辞unの意味、「the+形容詞=~する人」から判断すると、the uninitiatedは始めてない人、つまり「初心者」「未経験者」と訳出できます。


私のやらかしポイント

私はasの訳出を誤りました。「~のように」の訳も頭に浮かんだのですが、どういうわけか理由や時を表す接続詞として訳出したため、減点対象となりました。


(2)標準~やや難

意識とはどういうものなのかわからないと主張する人々に教えるために言えることは何もないと考えているまさにその哲学者の中には、もうわかっていると主張する人々に対しては意識がどういうものかについて言えることをかなり多く見出している者もいる。

Some of the very same philosophers

Some of~は「~する者もいる」とすると訳しやすいです。また、the very+名詞は「まさに~」と訳しますが、ここは経験の差が出たと思います。


enlighten those who~

enlightenは「啓蒙する」「教え導く」という意味ですが、ここは知識の差が出たでしょう。those who~の形がきてthoseの指示対象が特にない場合が「~する人々」と訳しましょう。


~have found quite a bit to say about・・

have foundの主語はSome of the ~what consciousness isの部分です。a bitは「少し」ですが、quite a bitは「かなり多く」です。quiteが付くことで意味が逆転することに注意しましょう✋



(3) やや難~難

意識をもつということは「あなたであるということはこういうことであるという何物か」があるということだという主張は、「物の見方」あるいは「視点」を有するという点から説明できる。この意味で物の見方を有するというのは、単に意識的経験の中心であるということにすぎない。もちろん、物の見方を有するという点から意識を説明しその後で物の見方を有するというのはどういうことかを意識を持つという点から説明するのは、堂々巡りである。


第1文

for there to be `something it is like to be you’

和訳の全問題で一番訳出に苦労した箇所だと思います。for there to be、something it is likeの部分が特にに訳し辛いです。

前者はthereが存在を表す意味であることに着目して「somethingがある」と判断します。後者はitは形式主語でto be you(あなたであること)を指すことを理解したうえで、somethingを「to be youと似た何か」という意味だと解釈し解答のように訳しています。



in terms of having a point of view or a perspective

in terms of~は「~の観点で」という意味の頻出熟語。point of viewとperspectiveは似たような意味で扱いにくいのですが、前者はある点、後者は奥行きのある見方であることを意識し、私は「視点」と「展望」と訳しました。


第2文

in this sense

ここのsenseは感覚やセンスではありません。「意味」を指し、「この意味で」と訳します。


simply to~

toの直前に副詞が付いた表現には、訳し方の特徴があります。ぜひ覚えておいてください!!
本問のsimply to~は「単に~にすぎない」と訳しますが、他にespecially to~は「特に~する」、explicitly to~は「明らかに~する」と訳します。



第3文

circular

下線部(3)の第1文と第2文では反対の内容に触れられています。また、最終段落最後のsuch a circle is to be expectedの表現から、平行線の議論が繰り返されそうな意味合いは読み取れるでしょう。よって、ここのcircularは「円」ではなく「循環」的な意味だと判断できます。

「循環的に」は×ではないですが、「循環論法」や「堂々巡り」よりは印象点は低め。


第3問

Acting on the assumption of immediate gain or loss doesn’t always help you.When you give a hand to someone assuming that you will eventually get something great in return,that very person may easily forget about the fact that you have helped them. However, in other cases, you help someone out of kindness and that person continues to show great appreciation to you , plus in return helps you when you are badly in need of something.`One good turn deserves another.`is exactly the phrase that describes our world well.

損得勘定

損得勘定という英単語は出てこないと思うので、ここは「自分の利益を想定して」「見返りを期待して」などと言い換えて書くのがbetter。

英語では他に、act for your interest(=利益)やexpect repayment for what you have doneなどと表現できるでしょう。



ろくなことがない

「自分にとってメリット(=いいこと)がない」という意味なので、他にnot beneficial for youと表現できるでしょう。

また、ここを訳さずに済ませたいなら第1文を「見返りを求めるな!」とザックリ言ってしまうのもありでしょう。



便宜を図る

ここの言い換えが難しいのですが、文脈から「見返りが欲しいから、頑張って親切に見える行動をする」意味は把握できるでしょう。

親切に(なフリをして)相手を助ける」くらいの言い換えができれば◯だと思います。

てか、世のビジネスはほとんどが便宜を図ってますw

その一方で

ここは有名表現「On the other hand」の出番です。自由英作文でも非常によく使う表現なので、当然覚えたい表現ですね。

善意で

out of kindness(goodwill)で表現できますが、これをすぐに思いつくのは難しいと思います。そんな時は、「親切心で助けた」と解釈してanother person whom you kindly helpと表現してもよいでしょう。

本当に困ったときに

解答ではin need of somethingを使いましたが、「困った」の表現でbe in troubleを使えるとナイスです。

恩に報いてくれる

恩をアピールするならhelp in returnrepayを使えるとbetterですが、ただのhelpでも×にはならないでしょう。「くれる」は過度に意識しなくてよいです。

情けは人の為ならず

諺の意味と英語表現を予め知っていれば圧倒的有利だったと思いますが、文脈からも意味把握は容易です。

ちゃんと問題文を読んでいれば「他人の為にならない」なんて意味は出てきようがありません。

〜を突いた表現

「表現」にはexpressionphraseが使えます。

「〜を突いた」をどう表現するかですが、当然、物理的に何かで突く訳ではありません。

ここでは諺「情けは人の為ならず」が世の真理を「説明する」「指摘する」と解釈できるので、illustrate,describe,point outなどが使えます。




第4問


(1) 標準

I think people around me never tell me a lie.

地味に空気を読みにくい箇所だったかもしれません。

大半の人が嘘をつくことにNaomiは疑問に思っているので、(1)には「普段自分が嘘をつかれている覚えはない」内容を書けばよいと判断できます。

後のJoの発言で、他人を傷つけないための”white joke”が登場することから、(1)には「友達に嘘をつかれて傷つけられた覚えはない」という内容を記載してもよいでしょう。


(2) やや易

telling someone that you really enjoyed the dish they made in order not to hurt their feelings ,even if you didn’t like it.

本問は前文のJoの発言が大ヒントになっており、特にeven ifを用いると書きやすかったでしょう。

本心では微妙でも、相手の成果を誉める」内容を記載すればOKです。


(3) 易〜やや易

say to your teacher that you had to help your mother.

漫画のシーンによくある「宿題を忘れた言い訳」を記載する場面。これは経験上書きやすかったと思います。


(4) やや易

white lies help prevent other people from feeling uncomfortable and they are useful for making excuse.

全員が本音をぶちまけると社会は成り立たないので、white jokeは必要だという文脈。(4)にはwhite jokeが必要な具体的理由を書いてやるとよいでしょう。

これ、仕事や部活で言うところの社交辞令っつやつですね、私は嫌いですが(苦笑)

make excuseは「言い訳をする」「口実を作る」という意味。