東大合格者WATASHIが「2021年第1回京大オープン」を徹底解説




受験生の皆さん、こんにちは!

東大蹴り社会人のWATASHIですm(__)m



今回は、京大オープンの解説記事🚩🚩



「模試の過去問は書店で販売されているのですか?」

この類の疑問をお持ちの受験生は多いでしょう。

実は、大学別模試の一部(約2年分)以外は基本手に入りません💔それに、ある模試のセットを全科目揃えるとなると、英数理なら最低3冊は購入する必要が出てきます。






また、模範解答は、現役プレイヤーでない指導者目線で無難に書かれたものが多く見受けられます。

着想部分の具体性と論理性に欠けがち

無駄に難解な事項に触れている


このような特徴があります。



本記事は、市販では入手しにくい模試問題を扱う記事です!

しかも、ただ問題と模範解答を載せるだけのありきたりな記事ではありません✋

模範解答にはない

現役プレイヤーだから抱くリアルな感想

無難な説明を避け、徹底的に咀嚼する姿勢

受験生がスマートに勝つための戦略

を分断に盛り込みました✊✊


記載項目は以下。

模試問題
問題別難易度
模範解答で省略がちな着眼点
オリジナル解説
本模試の平均点,標準偏差
非医,医志望別の目標得点

以上を、まとめて掲載した斬新な記事になります😎


1:オリジナル解説とは?


理系科目は多少アレンジを加えてますが、文系科目の答えには「河合塾の模範解答」を採用しております😳

だって、どんな記述をすれば満点答案なのかがわからないと意味ないですから💨


解説部分には十分な工夫を凝らしました✊

問題を解くうえで大事だと思ったこと

どうすればその発想に至るのか

問題にどんなメッセージ性があるか

私の添削答案も適宜追加

に着目し、模範解答と成績統計資料を十分検討し、要点を抽出したものに仕上げております😎✊



特に、文系科目の記述問題では④を重視した徹底分析を行っています‼️

英作文・古漢の記述とかは、模範解答を見たところで自分の解答が何点くるか予想が難しいですからね🥲

そんな弱点を補う意味でも、特に減点が目立った添削後答案を暴露し、「何を書いたらマズイのか」を読者の皆さんに学習していただければいいなと思っています😲✊

2:対象科目は?

英語
理系数学
化学
物理

の4種類。



ちなみに、生物・地学選択ではありませんので、生物・地学の解説はできません(キャパオーバー🤷‍♂️)


なので、生物(地学)選択者や文系受験生には完全にフィットした記事ではありませんが、ご了承くださいませm(__)m

3:京大英語の特徴

京大の英語は120で全4問(長文読解x2、和文英訳、自由(条件)英作文)。時間的には特別厳しくないのですが、100分だとややキツイかなという印象。1問あたりの記述量がかなり多く、解答に時間がかかるため、あまりに遅く解いていると最後の方で焦る羽目になります。

京大の英語は日本一難しい!」という文句が流行しておりますが、個人的には「和訳と和文英訳は、国語力不足による大量失点が起きにくい分、東大英語より楽じゃない?」と思ってました。

しかし、2015年以降に登場した説明問題と条件英作文が曲者です😵

説明問題の該当箇所を外すとか、条件英作文で文脈が破綻しているとみなされると、簡単に0点になってしまう点が非常に厄介

条件英作文の例

適当な発言を書けない、つまりKYだと0点なのが辛い otrz

(京大英語 第4問 – Bing imagesより引用)


4:京大理系数学の特徴

京都大学の理系数学は150分で全6問。誘導や小問がなくall or nothingな出来に分かれやすいのが特徴です☝️

2000年頃までは、かなり思考力を要する問題が出題されていました。しかし、難しい数学では差がつかないのが原因なのか、2005年頃を機に易化現象が起きました。簡単になったからいいというものでもありません✋

受験層から見てやや易しいレベルでは、数学の得意・不得意による得点差が大きくなるため、2000年頃よりも数学弱者がより不利になる状況だ考えられるでしょう🥲


脱数弱」が求められますね💦

5:京大化学の特徴

京都大学の理科は2科目180分。試験時間は全大学で最も長い(はず)ですが、分量もめちゃめちゃ多いため時間に余裕はありません🥲🥲

それでも模試よりはマシ(笑)

化学は全4問。

第1,2問 ⇒ 理論・無機

第3問⇒ 有機化合物の構造決定

第4問⇒ 高分子化合物

10年以上このパターンで固定化しています。なんと、有機化学が全体の5割を占めます😲‼️

現役生の進度を配慮してなのか、高分子化合物は第1回の京大模試には出てきません。

6:京大物理の特徴

物理は全3問。

第1問⇒ 力学

第2問⇒ 電磁気

第3問⇒ 波動or熱力学or原子物理

10年以上このパターンで固定化しています。原子物理は出題範囲ながら、2008年を最後に出ていない気がします💦💦

なお、力学と電磁気は必出。苦手分野は必ず克服しておきましょう😲☝️


現役生の進度を配慮してなのか、電磁誘導、交流回路、原子物理は第1回の京大模試には出てきません。

7:解説記事の要領

英語

第1問,第2問は単熟語のニュアンスと国語力を重視した解説内容となっております。


単熟語,文法,構文自体は

速読英単語(必修編)

速読英熟語

英語の構文150

の内容固めて粘り強く学習すれば、手が出ない難度ではありません✋

あとは、問題演習中に出て来た知識をその都度強化していけば、京大英語で6~7割に届くレベルまでは必ずや到達できるでしょう💡


第3問の和文英訳は、がっつりプロの添削を受けたいのであれば、英語のプロ講師に相談した方がいいと思いますが・・・簡単な要点は示してますし、何より「私の添削答案を用いた間違いの分析」が本記事のウリであります✊


※ 減点箇所(赤線部)について、間違いの理由を徹底的に分析してます!!




第4問(条件英作文)は、自ら書きにくい話題を選ばなければ英語表現で苦労することはないと思いますので、内容点0点を回避するためのポイントを重視した解説としております☝






数学・理科

理系科目では、あるポイントに着目できないと後続が雪崩失点してしまうという困った性質があります。

受験生の皆さんも「ここさえわかれば全問完答できたのに!」と感じた経験はあるでしょう。しかし、そんな時は詰まった箇所だけを徹底的に自己分析する姿勢でOKです🙆


本記事の問題解説では

問題の流れから、何にどんな理由で着眼すべきか?

難解でないスタンダードな解法は?

試験場でどう立ち回るべきか?

を意識した内容で発信しております📢


英語の問題



第1問





第2問







第3問











第4問






理系数学の問題


第1問


第2問




第3問




第4問



第5問



第6問





化学の問題


第1問





第2問






第3問









第4問







物理の問題



第1問





第2問




第3問

英語

第1問



第1段落

「フィクション(虚構)と事実との大きな違いは、前者は信じられるものでないといけないことだ」と、Mark Twainは言う。しかし、ここで私が提示するつもりの精神と意識の話は、直観に反し、人間が従来語ってきたことを覆す(=フィクションに合わない)。

・im+plausible=妥当で+ない
・narrative= 話
・conform to~= ~に従う
・counter+intuitive= 直観+に反する
・upset= 覆す


第2段落
(1)の解答参照👀

意識的作用と非意識的作用は同時に存在できる。つまり、精神の有無に関係なく、効率的で順応性のある行動はできるということ。



第3段落

精神と意識に関しては、進化により異なる種類の脳が生まれた。ジャンボアメフラシ,海生カタツムリ,昆虫,人間で脳のタイプは違って、人間の脳は(他の動物と違って)行動・精神・意識の全範囲の現象を生み出す。

・neurobiologist= 神経生物学者
・generate= 生み出す



第4段落

精神や意識がない脳でも敬うべき行動を示すが、さらに驚くべきことに、脳がない単細胞生物でさえ知的で目的があると思われる行動を示すのだ。

・respectable= 敬うべき
・turn out~=~とわかる
・seemingly= 一見~と思われる
・under+appreciated= 理解+されてない


第5段落

精神,意識がない単純な脳を理解することで、「人間の脳がいかにして生み出されるか?」に対する有益な理解が得られることは間違いない。【(2)の解答参照】。生命の原初期(単細胞生物など)に近付き理解することで、脳,精神,意識が生命の統御に寄与する働きについての一般的な思い込みを揺るがす考えに行き着く。

・undermine=揺るがす
・assumption= 思い込み







(1) やや難

単熟語

・notion= 考え
・underneath= 〜の下に
・mind=精神
・conscious= 意識的な
・hardly= ほとんど〜ない
・greet= 迎える
・commonplace= ありふれた
・appreciate=正しく理解する,感謝する
・exhibit=示す
・adaptive=順応性のある
・essentially=本質的に
・resemble=似る
・arise=生じる
・let alone= 〜は言うまでもなく
・in brief= 要するに
・it is not just that〜= 〜ということだけでない
・be relevant to〜= 〜に関する
・exist= 存在する

解答
意識される精神の下に隠れて、意識されない精神の作用がある、という考えは決して目新しいものではない。この考えが最初に公表されたのは1世紀以上も前で、その時には人々にいくらか驚きをもって迎えられたが、その考えは今や当たり前のものとなっている。よく知られているのに一般に正しく理解されていないのは、生物は、精神を持つようになるずっと前に、精神と意識を持った生物に生じる行動と本質的に似た、効率的で順応性のある行動を示していた、ということである。必然的に、こうした行動は精神が引き起こしたものではなく、ましてや意識が引き起こしたものでもない。要するに、意識的作用と非意識的作用が同時に存在するというだけではなく、むしろ、生命を維持するのに重要な非意識的作用は意識的作用という相方がいなくても存在できるということなのだ。


ポイント

<第1文>

最大の山場は第1文のthat以下でしょう。まず、hidden(過去分詞)の主語がnotionだとおかしい!と思えれば OK。だって、S+Vの形なら現在形か過去形しかないでしょ。あとはunderneathが前置詞とわからないと少し辛い。次に、there are 名詞の次にisが登場するのはおかしい!と思えれば OK。

うーん、that以下はおかしい箇所が2つもあってよくわからん😇

こんな時はわかるとこから攻めましょう!

thatがどこまで続くか不明確だけど、The notionの動詞がisなのはわかるでしょう。だって、他に適切な動詞がないもん🤥

だとすれば、「〜という考えは、ほぼ新しいもの(news)ではない」が作れます。ちなみに、「notion=概念」は×です。概念は「創造された作品や商品の全体に貫かれた骨格となる発想や観点」のこと。

あとはthat以下の検討ですが、hidden〜mindsには主語がないから、実質there are 〜 processesが本体。そして、hiddenはprocessesを修飾するけどhidden〜mindsの部分が長いために前に出たと思われます。


<第2文>

airedの訳出がポイントでしょう。「この考え(第1文)は100年以上前に初めてairされた」らしいですね😀しかも、hardly newsより既に世間に存在していたこともわかります。

以上から意味は「公表中」かな?と十分推測可能なんですが、映画好きな受験生には有利だったでしょう💡「1月10日 オンエアー(on air)」の言い回し、よく聞きますよね?


<第3文>

「although it is well known」は挿入句であり、What ~appreciatedが主語です。これは大丈夫でしょう。appreciateの訳ですが、ここでは考え(notion)の世間的理解に関する話題なので「感謝する」は不適切


<第4文>

Of+名詞=形容詞的な意味」がわかれば問題なし。Of course的な意味でも多分◯。また、let aloneは否定とセットだと「ましてや〜ない」と訳出するようです🤔


<第5文>

it is not that〜but that…(〜ということではなく…だ)。京大はこの手の構文大好きなようで、過去問にたくさん出題されています🙇‍♂️ここは、justが入ることで前半が「Aだけではなく」、but ratherの形より「むしろB」に変化することに注意⚠️

しかし、頻出表現であるnot only A but also B=「AだけでなくBも」ではないので要注意!!これだと重要度はA=Bですね。今回は、ratherの存在により重要度はA<Bとなっていますから💦




私の添削答案


notionの誤訳
「考え」「認識」は〇、「概念」は×。概念は「創造された作品や商品の全体に貫かれた骨格となる発想や観点」のこと。

mindの誤訳
「精神」「思考」は〇、「心」は×。和英時点には「心,精神」とあったのに…なぜ??(2)でも重複減点されている

greetedの誤訳
「迎え入れる」として×。「迎える」でよかった。余計な表現は付けない方が無難

commonplaceの誤訳
「当たり前の」「ふつうの」と形容詞風に訳すべきだった。「一般常識」は×。名詞で捉えたと思われて×にされたのかも

noncounsciousの誤訳
unconsciousとの混同で失点!「意識に基づかない」「非意識」とすべき部分を「無意識」として×。

not just~but ratherの構文ミス
「~だけでなく~も」は決定的なミス!not just~but also~と違うのはわかっていたはず。rather(むしろ)があることから、前半=後半ではなく、前半<後半と読み取りたかった


(2) やや難

単熟語

・retrospective= 回顧的な,過去に遡る
・rise= 誕生
・devoid of~=~を欠く
・life-form= 生命体
・reasonable= 合理的な

解答
しかしながら、そうした過去にさかのぼる調査をしていくと、そのようなはるか昔の脳の誕生を説明するには、さらに深く過去にさかのぼり、精神もなければ脳もない単純な生命体、意識も精神も脳もない生命体の世界へとさらにさかのぼる必要があることが明らかになる。実際、意識を有する脳の背後にある合理的説明を見つけ出そうとするのなら、生命の原初期にもっと近づく必要があるのだ。




ポイント

<第1文>


「過去に遡る調査をする⇒it becomes apparent(明らかになる)」の流れより、Asの意味は「~につれて」と判断できます。


「go even deep into the past」部分のevenは「さらに」と訳し、比較級の意味を強める働きがあります。



最終部のunconsciousの訳出に注意です。大半の受験生は、文脈を考慮しないで「無意識の」と誤答したと思います。ここでは、だいぶ昔の単細胞生物レベルまで遡ると考え、「意識がない」と訳出したかったですね😗

「無意識」と「意識がない」は別物!!前者は、意識がある前提のwordな気がしますね。


第2文


be to~には様々な意味がありましたよね・・・予定,可能,意志,義務,命令など。ここでは、「if we are to~,we need to get closer to~」の流れより、意志(~するつもりなら)の意味が適切であると判断します☝


findとfind outはニュアンスは違うので注意しましょう。findは偶然何かを見つける的な意味なのに対して、find outは情報を得る(知る)という意味で使われます☝


beginnings of lifeの訳出は難しいですね。複数形では「原初期,初期段階」の意味になるようですが、ほぼ全員が「知るかよ~🤷‍♂️」と思ったでしょうし、「起源」の訳出がダメと思える感じもしないので。まあ落としてもしゃあないかなと💦




第2問


第1段落
・poralization= 二極化
・stagination= 停滞
・mass = 大量の

裕福な西洋民主主義国…何がおかしくなったのか?政治的二極化、経済的停滞、抑うつ感と孤独感の風潮とか色々。


第2段落
・outnumber= 数で勝る
・buffer = 緩衝する
・anonymous= 匿名の
・realm= 領域
・fail to〜= 〜できない
・yearn for〜= 〜を渇望する

コロナ蔓延前でさえ政治に期待しない雰囲気はあった。その雰囲気とは…「世界的圧力に緩衝される国では負け組が勝ち組を凌ぐ」「公共の領域がSNSにじわじわ侵食されている」「主流の政治では安定性や所属感に対する民衆にありふれた渇望を認識できない」といった感覚。

第3段落
・overarch= 包括する
・in interests for〜= 〜(の利益)を求めて
・efficiency= 効率性
・fairness= 公平性
・competition= 競争

しかし、これらの不満に対する包括的な説明がある。最近数十年は、西洋民主主義社会は、効率性,公平性,進歩を求めて、競争システムを構築した。

(競争システムの内容)
一番有能な者が成功を修め、残りの大半が失敗者のように思えるシステム😰

第4段落
・certify= 資格を与える
・handle= 操る
・esteem= 尊厳


最も有能な人ってどんな人🤔❓
→ 認知能力に長けた人
→ 少なくとも現行の教育systemでの資格者

そして、the most ableが集団エリートを構成し、社会を動かしています!aptitudeって何や?と思うでしょうが、-以降に認知分析能力,試験に通る才能,効率的な情報処理力とあることから、「能力」的な意味と推測できます。

第5段落
・bluntly= ぶっきらぼうに
・run= 運営する

70年前も今と同様に、一般的に賢くて野心に溢れた人が政治運営していた。でも、最近は賢い人が強力になりすぎた!では、70年前と今は何が違うのか🤔❓

第6段落
・back then= 当時
・primary= 第一の
・marker= 指標

70年前(当時)の重要項目は、技術と質>認知分析能力。1970年代は大半の金持ちが資格なしで大学卒業していたし、1990年代は多くの専門家に大学の学位がなかった。

第7段落
・trump= 圧倒する
・decent= 礼儀正しい
・by no means= 決して〜ない
・irrelevant= 無関係な

今日は、最も賢い者が一生懸命な働き者圧倒する世界。性格,統合性,経験,一般常識,勇気といった質はモロに関係がある。

第8段落
・virtue= 美徳
・conservative= 保守的な
・ordinary= 普通の

そういった(昔の?)美徳が軽視されると、「道徳非制御」状態に陥る。良い人でいる価値は下がり、低収入帯で礼儀正しい生活を送ることで満足や自尊を得ることが難しくなる。

第9段落
・to a degree= ある程度は
・even= さらに
・relative= 相対的な

私達がそれ(第8段落の内容)に気づかなければ、制御不能な事態に陥る。コロナ蔓延がHead,Hand,Heart間の能力バランスを整えるのかは知らんけど、近代の知識重視の社会での所得はHead>>>Hand>Heartであり、HeadとHandの差は拡大している。

out of kilterについて。kilterの意味は普通わかりませんが、ここは警告を促す場面なので、out of order(制御不能)的な意味と推測できる。

第10段落
・critical= 危機的な,決定的な
・applaude= 拍手喝采を送る
・at the height of〜= 〜の高さで

Care work(介護)も価値が低下した。公共経済の危機的部分になってきたから。


第11段落
・range= 領域
・favor= 〜を好む

かつて産業時代の技術を重視した社会経済システム(旧制度)は、今や認知能力の高さや教育的成功を好む状態だ!

第12段落
・diminishing= 消えつつある
・elsewhere= 他のどこかに
・ a degree of〜= ある程度の

【下線部(3)参照】

「those older structures and ways of life」は昔の技術重視の時代の制度や生き方のことを言う。「those institutions」は大学等の学術機関を指す。

第13段落
・scatter= 蒔く
・more or less= 多かれ少なかれ
・huge= 巨大な
・sorting=選別する
・take place= 起こるZ
・be swept up= 吸い上げられる
・triger= 引き金になる

【下線部(3)参照】

(後半)
このことは、非大卒の雇用機会を顕著に減少させ、底辺からの下剋上をより困難にする😱

(1) 標準~やや難

西洋民主主義社会が、効率性,公平性,進歩を求めて、高い認知能力を持つ人や少なくとも教育制度上優秀だと資格を与えられた者が成功し、残りの多くの人々が負け犬だと思ってしまう競争システムを構築してきたこと。

these discontentsは第2段落で述べた「民衆の政治に対する不満」のことでしょうね🤫問題文に「第3,4段落の内容にもとづき」という指示があり、英語が読めれば内容の大外しはないでしょう!


(第3段落)
「In recent decades~failures」に該当する部分は要素の1つですね💡「最も有能な人々以外は全員落伍者に思える競争システム」の記述があり、これは多くの民衆の不満を生むものと解釈できるでしょう。


(第4段落)
Who are the most able?から始まる第4段落では、最も有能な人々の具体例が記載されており、その答えは「higher levels of cognitive ability 」と「certified as such by the education system」の2箇所が該当します💡この2箇所をthe most ableの言い換えとして解答するとよいでしょう☝


(2) 標準

頭脳,肉体労働,介護間に基づく能力の間のより良いバランス。


oneは単数形より、直前文ではbalanceが適当。また、第9段落後半より、Headは学問的に質が高い人で、Handはmanual labor(=労働力)から考えて肉体労働者。Heartについては、第10段落前半より、care work(介護業務者)とわかります。

(3) やや難~難

旧来の構造や生活様式の消えつつある影響は、特に女性にとっては、より自由で開放的な社会のために必要な状況である。しかし、そんな教育機関の多くがまた提供するのは、単にあなたであることに基づく無条件的認識の形態、そして男性であれ女性であれ強みが認知分析能力以外の他にあるような人々に与えられる役割や目的であった。単に義務を果たし貢献することがある程度の尊敬をもたらした。

人類の歴史の大半の期間は、認知分析能力が多かれ少なかれ無作為に社会に分散しており、ごく僅かな少数派が大学,神学校,または同様のエリート学校に通う状況であった。しかし、裕福な国々では、最近何十年かで、若年の試験合格者の大半が汲み上げられより高度な教育へ送られるという大規模な選抜処置が起きてきた。



① recognition
「承認」は〇、「認識」は×自分が社会を評価するのではありません。旧制度の良かった点(学歴はあまり関係なく社会貢献していれば評価された)を述べているので、「社会に立場を認められる」というニュアンスが必要です!

② both men and women
the peopleと同格。同格の意味を反映させるには「男女ともに、~な人々の役割」と表現します。

③ scattered through society
throughの意味合いを出すべく、「社会全体」とします。また、scattered(撒き散らされる)の意味を出すために、「散らばる」を用いました。

④ religious seminaries
「神学校」と訳します。聞いたことないですね💦💦でも、seminaryは「セミナー」をヒントにして、学校的な意味を出したいところですね。


⑤ be swept up
sweep=掃く」から連想すると、社会から弾く的な意味にもとれるのですが、高学歴者を重宝するのが本文の趣旨なので、ここは肯定的な意味と考え、「かき集められる」の訳が適当でしょう。

⑥ sent into higher education
higher educationの訳は「高等教育」のようです。「より高い教育」では×なので、この際覚えておきましょう。


私の添削答案


recognitionの誤訳
「承認」は〇、「認識」は×。「社会に認めてもらう」表現が必要。

based onの修飾ミス(-3)
being youの後、a role and a purposeまで入ると思った。


both men and womenの把握ミス(-2)
「人々」の訳が抜けたのか、the peopleの同格とみなされなかった。同格の意味を反映させるには「男女ともに、~な人々の役割」とすべきだった。


scattered through society
「社会に」ではthroughの意味が出ていないため減点。「社会全体」とすべきだった。また「存在する」だとbe scattered(撒き散らされる)の意味が出ていないとみなされた


religious seminaries
「神学校」は〇「宗教団体」は×。seminaryに学校的な意味が必要だった


be swept upの誤訳
いい意味で「かき集められる」。「sweep=掃く」から連想。


⑦ sent into higher educationの誤訳
「より高い教育」が×。高等教育以外の訳は認められないらしいので、この際覚えておく。「高等教育へ送られていく」と訳したかった。




感想

所得がHead>>>Hand>Careであるのは米国のみならず我が国でも同じでしょう💦Headの代表は政治家,弁護士,医者、Handはサラリーマンや土木関係者、Careの代表例は介護福祉士や保育士になると思います。

正社員の保育士さん…聞いた話だと、残業普通に込みで手取月収13〜15万円とか😒逆に、政治家は会議中居眠りしてたり、結局よくわからんdiscussionして、手取月収200万円とか…酷い話ですわ。国の方針を決める重役抱えてるのはわかるけど、それに付随する過剰な選挙活動なりくだらん接待,飲み会に税金注ぎ込むのはやめて頂きたい🙅‍♂️


第9段落の「コロナ禍がこの不均衡を緩和する」の記載は興味深いですね!非正規社員には容赦ない対応、いざコロナに罹患して休めば正社員にも容赦なない減給…会社に縋ってたら不幸の一途を辿るのでしょうけど、良い面もあると思うんですよ🤔

リモートワーク、ネットビジネス、無駄な接待の激減…これ使い方によったら自分の時間激増ですよ‼️社畜人間にとってはむしろチャンスでは?自分時間をフル活用することで、コロナがなければ見えなかった世界が見えるかもしれません👀

私が思うに…第9段落のbetter balanceとは、本人の努力と工夫次第で、本来社畜だった人に下剋上を起こすチャンスが到来したと言いたいのでしょう🤔





東大オープンの問題紹介

多くの大衆が不満を覚える社会・・・そうなる原因にはSNSの影響も少なからずあるでしょう。

東大模試にも、「現代メディアの普及が原因で、凄すぎる人と自分の能力差を思い知り、多くの民衆が自信を失ってしまう」という旨の問題がありましたので、興味があれば参照してください👇




第3問

標準~やや難


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私の添削答案

medicine,advice の可算,不可算ミス(-5)
「良薬💊」「助言」はモノ全体を指し不可算名詞で表すので、aが不要!!複数のアドバイスを指す場合は「the pieces of advice」とする!可算・不可算での-5は痛い💦


当時の
「at that time」「then」は〇、in those daysは×でした。前者は特に「現在と比べた当時」を強調する。後者はより幅の広い時期を指すからでしょうか??


なおさら~できなかった
all the 比較級」を使えなかったのが減点の要因か?今後「なおさら~」が出て来た時は、all the 比較級の表現を意識したい。


すんなりと
smoothlyではなく、easilyなら○だったかも??何せ、couldn’tがまずかった。「仮定」のニュアンスが入るため、was not able to~の方が適切でした。


appreciateの誤用
対象が人でappreciateは×。thankを使うべき!「感謝してもしきれない」はcan’t thank ~ too much(enough)で表す。

第4問

以下は解答例です。





私の添削答案


「仕事を変えることで多くの機会を得て、自身の技能を十分に活用できた例」が内容点10点満点となります。これは、問題の前文にヒントがあった!!

内容点が5点しかありません。転職しまくった部分はOKでしたが、自身のスキルを活かした仕事についての記述がなくて-5されました。


理系数学の解答

第1問

標準

蓋を開けると…積の微分をして増減を調べる、平均値の定理を使う、極限を求める融合問題でした。大丈夫とは思いますが、logの中身は正なので、真数条件x>0にも注意


平均値の定理は言われれば…という感じですが、「1/nを分子にもってくる」のと「1をe⁰と考える」あたりが難度を上げてますね😅


いい問題です。極限と微分の絡む問題では「平均値の定理」を意識するのがコツですね。平均値の定理の可能性を考えられたか否かで明暗が分かれたでしょう💦💦

第2問







別解


円Cと2本の半直線を考えて、(A),(B)のように2次方程式を2式立てて議論します

典型的解法ではあるのですが、(A)がx=1を解にもつとき(t=5/4 のとき)の扱いを正確にできなくて、t=5/4を忘れた受験生もまあまあいたのでは??

別解

点A(1,-2)と円Cの位置関係に着目して場合分けしています

「2次方程式の解の個数」に帰着する解法よりは思いつきにくいのですが、計3個の共有点をもつ場合が視覚的にわかりやすい分、t=5/4の見逃しを防げたのでは?



第3問

やや難

( 3~6行目:P₁~P₄の誤りです😟)



図形の対称性をフル活用して解く、三角関数の問題でした。ここでは、対称な2つの図形(円,正三角形)の位置関係を明確にしたいのです。よって、中心(=正三角形の重心)を原点とする半径1の円を考え、1点をx軸上になるように定めました。

次に、図形の対称性を意識して、3つの弧のうちの1つに「なす角π/2の2点」が含まれることに着目したうえで、θの値を絞ります。

あとは、「点と直線の距離の公式」を用いてd₁+d₂+d₃+d₄の値を求めてやれば、三角関数の合成によりsin(θ+π/4)の値の範囲のみを考えればよくなります💡

第4問

標準

(考え方)


解答



一般的にはやや難ですが、京大非医はこのへんの問題が合否を分けそうです💦

場合の数,確率では「少ない数で実験」が鉄則でした✊✊これも、問題文が長くて圧倒されそうですが、少ない数で言われた通り試すと…何かが見えてきます。

n=1,2での実験で色々とパターンが見えました。ただ、今回は確率の答が推測できるというより、「最後に必ず+1と-2が残ること」や「ラスト2回時点での持ち点が3の倍数なら、2回試行後に3の倍数にならない」事実の方でしたが💦


上記2点の規則に着目して、n→n+1の推移で漸化式を立てました✊




第5問

やや難~難

体積が1と与えられている点から、tと1-tを駆使して解くような気はしますが・・・ベクトルを使うと泥沼化します!!本問では内積を求めるための条件が一切ないので、ベクトルから直接体積を求めるのは困難であり、必要なのは体積比であると考えたいです🤔

まず、Vが四面体AMQRの体積の2/3であることに着目!続いて、M,Q,Rが△PBCを含む面にあり、四面体AMQRと四面体APBCと比較。

すると、四面体APBCと四面体OABCとの比較により、Vをtで表せます。



第6問

(1) やや易


「① 2辺とも3の倍数のとき、② 1辺が3の倍数で他方が3の倍数でないとき」の2通りを調べても、2乗和が平方数かどうかはハッキリしません。よって、これは方針として不適切です✋

「少なくとも~」系は直接証明が難しいため、背理法を用いるのがセオリーです。実際に、本問でも、x²+y²=z²なる正整数x,y,zが存在すると仮定して矛盾を示す「背理法」が有効でした。3の剰余数が出てきました。3の倍数でないものは3M±1(Mは整数)で表せますね!



(2) やや難~難


場合分けが最低3回必要なところが既に難しいですが、「3ⁿ はnが1以上で3の倍数になる」ことに着目すると、「p=0が必要」まではこぎつけると思います。ただ、p=0の後がかなり難しい😵‍💫💦

p=0の場合は解けなくても、解答を読んで納得できたら、京大非医志望でも十分です🙇‍♂️


私自身は、(a+1)²+(a+3^q)²=(a+3^r)²を(a+1)²=~の形に変形するのができなかったですね。これをすることで右辺が3の倍数になりa=3M+2の形が得られ、3M+2が平方数になることより、(1)の事実が使えます。

化学の解答



第1問

(問1) やや易
(ア) 0.75
(イ) 0.72
(オ) 0.10



(問2) 易~やや易
Ag → Ag⁺+e⁻

(問3) 易~やや易
R

表1(標準電極電位)を見ると、イオン化傾向の大きい物質ほど値が小さいことに気付くでしょう。よって、負極になるのは、電極電位の低い方の R極であり、R極では金属の酸化反応が起きます。

.

(問4) やや易
(1) ,0.62(V)
(2) ,0.46(V)

表1より「標準電極電位が大きいほど右向きに反応が進む」ことを把握すれば、向きの特定は容易です。しかし、起電力については注意が必要・・・Sn⁴⁺+2e⁻ ⇔ Sn²⁺の両辺を2倍しても起電力はそのまま。ここに注意しないと間違えます✋

私は、京大実戦の過去問で2倍とか5倍とかして間違えた記憶が鮮明に残っていたからできた・・・と言っても過言ではありません(笑)



(問5) 標準
L極室にAgよりもイオン化傾向が大きなCuを加えると、Cu+2Ag⁺→Cu²⁺+2Agの反応が起こり、水溶液中のAg⁺の濃度が変化する。その結果、L,R室間で再びAg⁺濃度の差が生じるため、再び電位差が生じて電流がR→L極に流れる。

Ag⁺とCuが反応した結果、L極室にはAg⁺とCu²⁺が存在しますが、Ag⁺より還元されにくいCu²⁺は反応しません。よって、両室のAg⁺濃度を等しくするように、L極室を負極とする反応が起きます☝


誤答
ちなみに、私はCu+2Ag⁺→Cu²⁺+2Agまではよかったけど、余計なことを考えて自爆しました😨L極でCu²⁺が、R極で水が反応すると誤解(問1)~(問3)の流れを踏襲してAg⁺の濃度差に基づく考察をするべきでした



(問6) やや易
9.7×10²


電気分解で物質のmolに関する考察が出てきたら、「まず電子が何mol流れたか」を意識するのが鉄則♥

(問7) 易~やや易
負極

電解槽Ⅱでは「水が反応してH₂が生じた」と考えられ、反応式は2H₂O+2e⁻ → H₂+2OH⁻となり、電解槽Ⅱは陰極とわかります。∴導線2は電池の負極に繋がれています💡



(問8) やや易~標準
A → CO₂
B→ C₂H₆

電極から炭化水素が発生する問題は目新しく、動揺した受験生もいたでしょうけど・・・問題文の条件に従えば、芋づる式にA,Bが確定します☝

石灰水が白濁した」をヒントに、AはCO₂と確定します(中学理科の知識)。さらに、標準状態で2.24×10²(ml)のBの質量が3.00(mg)であることより、Bの分子量が30と確定し、炭化水素である点からC₂H₆と確定します。



(問9) 標準
2CH₃COO⁻ → 2CO₂+C₂H₆+2e⁻

各元素ごとに係数比較すれば出ますが、(問8)の「CO₂とC₂H₆の物質量比が2:1」を利用すれば、より簡単に処理できたと思います🤔


(問10)やや易
12.3

「電解槽Ⅱの反応式」と「水溶液の体積1L」より、OH⁻のモル濃度が求められます。あとは、定義式:pH=14+log₁₀[OH⁻]を用いて計算するだけです。


第2問

(問1) 易~やや易
(ア) 分子自身の体積
(イ) 分子間力
(ウ) 小さ

本問はどちらかというと、知識問題です。実在気体で登場する「Z=PV/nRT」関係のグラフは、そうなる理由も含めてよく習熟しておきましょう☝

ソース画像を表示

(実在気体 グラフ – Bing imagesより引用)


(問2) やや易
高圧になると分子自身の体積の影響が強く表れるようになり、圧力を大きくしても体積が小さくなりにくくなるから。

「圧力が大きい」状況は、分子が密に詰まった状況と考えられますので・・・空間の広さに対して分子自身の体積が大きくなってくると言えます。


(問3) 標準
O:三重点
A:気体
B:液体
D:超臨界状態

飽和蒸気圧曲線と3状態の関係は、演習を積んだ受験生なら当然覚えているはず👀図3の解釈がキモでしたね!読み取るポイントは「31℃以上の気体は超臨界状態になる」「圧力が一定の部分は気体→液体に変化している」でした💡

(問4) やや易
大気圧が三重点の圧力よりも低いから。

本問は、大気圧の値(1.013×10⁵ Pa)を暗記していないと解けない点が嫌らしいですね🤷‍♂️

とはいえ、演習豊富な受験生であれば、もはや常識とも言えますが💦

(問5)
(ⅰ) やや難

ただの3次方程式の係数比較の問題ですが、問題はその後!求めるのはa,bで使えるのがPc,Tc,Rなので、体積Vcを消去することを考えます。すると、割り算するとaが消えそうな②と③をまず連立するとよさそうなことが推測できます🤔


(ⅱ) やや難~難
a= 3.7×10⁵
b= 4.3×10⁻²

(ⅰ)に数値を代入するだけなのですが、計算が煩すぎですね~( ゚Д゚)(25.232)²をマトモに計算するとカオスになりますので、テキトーに25.2で近似して出してもいいレベルです。私はそれで正解できましたので(笑)

問5はハッキリ言って数学の計算問題です。何がしたかったのか、河合塾🙄・・・化学の能力は全く問われていませんww




(問6)
(エ)(オ) やや易
(エ) 2.0×10⁵
(オ) 1.7×10⁻²

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固体もMgCO₃が残存するかどうか不明なときは、MgCO₃ 0.10(mol)が完全に気体になったと仮定して圧力を算出し、それが解離圧を上回るかどうかを調べるといいです。この手の解法は頻出です☝

(カ)~(ク) やや難
(カ) 2.5×10²
(キ) 1.0×10⁻¹
(ク) 2.6×10⁻⁴

(カ)~(ク)では現象を正確に把握することが全てです!!

あとは、「容器A内にMgCO₃の一部が残りCO₂が存在すること」「最終的には、CO₂が2.5×10²(Pa)になるまでCaOに吸収されること」に着目して、MgCO₃が完全解離するかどうかをチェックすればOKですね。

(ケ) やや難~難
(ケ) 9.7×10⁴

まず(カ)~(ク)の現象を理解していないと、何やってるか理解できないと思います。あとは、「CO₂がMgCO₃の解離圧をこえない(=MgOがMgCO₃になることはない)こと」と、「僅かに残るCaOがCO₂と反応しきること」に着目すれば、解答できます☝






第3問

(問1)
(ア) 1.0−x
(イ) 2x
(ウ) x/2
(エ) 3/2

反応前後の推移を書けば、ただの計算です。PV=nRTで、V,Tは不変なので、気体の圧力は物質量に比例することに着目しましょう👀



(問2)
(オ) 1.6×10³
(カ) 2.9×10⁻²

問題文の指示通りに立式すれば、ただの算数です(笑)

(問3) やや易
1.5×10⁴(Pa)

表の10分ごとの分圧推移を見て判断する問題です。数字に強い(数学に強い?)方は若干有利な問題。



(問4) やや易
(Ⅰ)
大きなエネルギーをもつ反応物の割合が増え

(Ⅱ)
活性化エネルギーが小さくなり

活性化エネルギーについての理解を問う問題です。これは言葉ではなく、図表で理解した方が早いと思いますね🤔



(問5)
(1) 標準
7.8×10⁻⁶(/Pa)

本来は、2N₂O₅ → 4NO₂+O₂・・①の反応と同時に2NO₂⇔N₂O₄・・②の反応が起きるのですが、問題を解くとなると、同時に考えては解けません🙄

では、どうするか?「まず①の反応が完全に起きてから②の反応が進行した」と考えるのです。

(2) やや易


(理由)
容積を大きくして分解反応を行うと、ルシャトリエの原理より、気体の分子数の和が増加する左向きに平衡が移動するから。

(1)と同様に、①の反応が完全に進行したとして考えると、②の平衡がどう動くか考えるだけで済みます☝体積が増加する(≒ 圧力が低下)ことから、分子数の増える左方向に平衡が移動するとわかります。



(問6) やや易
x=、y=、z=

中間物質であるNOとNO₃を消去することを意識して、①~③の式適当に足し引きすればOKです🙆

(問7) やや易~標準

式⑤がどのように立式されたのかを考えると、あとはそれに倣うのみです。特に、難しくはありません✋


(問8)

式⑧では[N₂O₅]以外を消してほしいようです。なので、[NO],[NO₂],[NO₃]をすべて消すことを考えますが、これがまたかなり難しい💦💦

本問も(?)、化学というよりは数学的な式変形が難しい問題でした。ホント、河合塾は何をさせたいのか🙄❓

第4問

(問1) やや易
(種類)

分子の対称性に注意して、C=Cが端から数えて何番目にあるかで分類するとスムーズだと思います。

(問2)
(A)標準

シス-トランス異性体が3種類あるAは、左右対称の位置にC=CがあるCーC=CーCーC=CーCの構造であることがわかります。さらに、-OHも対称性を崩さない位置にあると考える必要があります☝



(B)


シス-トランス異性体が2個より、C=Cの1個は端に存在する。また、「BにH₂O1分子が付加して6種類の構造異性体ができること」と「-C=C-C=C-型の構造にBr₂が付加したときの例」より、Bの構造にも-C=C-C=C-があると考えられます🤔

さらに、BにH₂O,H₂を順次付加させて、不斉炭素原子のないジオール(-OH2個)が生じたことより、Bの-OHは端に存在することがわかります☝

これは、時間が厳しい中でもきちんと問題文を読んでいないと躓くポイントでしょうね。本問ではヒントがありましたが、C=Cが2個ある化合物については、ブタジエンのようなC=Cの組み換えが起こる可能性を考えておく必要がありますね


(問3)



Bを正解したうえで、さらにD₁~D₆の6種類の化合物を丁寧に検証するので、非常に時間を食う厄介な問題です。そもそも、Bを確定する時点で相当レベルが高いので、本問は文句なしの「難」でいいかと思います🙄💦


(問4)


これは、Bの正解ありきな嫌らしい問題です💦💦Bの構造式が理解できていれば自動的に書けますが、そうでないと難しいでしょう。

(問5)
(1) 標準

(2) 標準

(3)
10(種類)

化合物Bが関与しない分、(1)(2)は問3,問4よりは楽な問題だと思います。(3)が2⁴−6=10種類になる理由は、以下の図で示しました(点線部分は同一化合物)。でも、これね・・・地道に検証しても非常に時間を食うし、途中で相当混乱すると思うので、いっそのこと10種類と暗記してもいいレベルです(笑)


(問6) 標準~やや難
(P)(R)


(問7) 標準~やや難


C=Cがない飽和型のSを先に考えた方が見通しが立ちやすそうですね👀

Sの候補としては、「C×6個からなる構造」 or「 C×5とO×1からなる構造」の2パターンが考えられますが、後者では不斉炭素原子がないのに立体異性体がある構造が作れないので、6員環の構造は必然的に前者と決まります☝

さらに、Sが立体異性体をもつためには、-OHと-CH₃を正反対の位置に付ければOKですね☝また、これよりRはケトン体であることもわかります💡



(問8) やや難

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: img031-2-1024x365.jpg



まずは、C=Cがどこにあるかの検証が必要ですが・・・6員環中にあるとすると、ヨードホルム反応陽性の構造(CH₃-CH(OH)-R)は生じないので、C=Cは側鎖部分にあると判断します


さらに、シス-トランス異性体が存在することからC=Cは端にはありません


また、Oについて反対側の-CH₂に=CH-CH₃があると、シス-トランス異性体にならないので、そこは除きましょう☝


以上の結果より、Qの構造は解答のようになります。



物理の解答

第1問

(ア)


求めるのはばねの「長さ」。縮みではないので、注意!!

不注意で無駄に失点しないように問題文の指示を正確に把握することは非常に大事💡

(イ)~(オ) 易~やや易


単振動の基礎理解を問う問題。運動方程式がxの1次関数で表される点より「単振動」と読み取り、角振動数から周期を求める手順の解法です。マトモな京大受験生なら問題なく解けますね☝

(カ)(キ) やや易~標準


本問のポイントは「等速V=板の加速度0」に着目することです👀

加速度が0だから、板から小物体を見たときに慣性力は働かないのです☝

(ク) 標準


∴ 求める長さは x₀−Aとなる。

本問は、「ばねの長さが最小=板と小物体の速さが両方V」に着目します。この着眼は頻出なので、よく理解しておきましょう!与えられた公式を焦らず丁寧に把握することが大事ですね。計算は少し厄介ですが、何とか解き切りたい問題です。



(ケ) 標準

t=t₁でのばねの縮みがμmg/k、振動中心でのばねの縮みはμmg/2kであることに着目すればOKです。

本問は(カ)(キ)を正解し、あとは小物体の動きを把握すれば解けます💡

(コ)(サ)



これが非常にむずい!!変位を三角比の角に対応させ、既知の値を用いてさらに煩雑な変形💦💦

実際は(サ)がわからずとも、後続で解ける問題はあるのですが、(サ)をクリアできずにその先の問題を諦めてしまった受験生が大半だったのではないかと思います。


(問1)

正直、(サ)が出れば何てことない問題なんですが、肝心の(サ)が激ムズなので必然的に「難」となります💦💦



(問2) やや易

「板の速さが常にV」「t₂を用いてよい」の2点に着目すると、板は動摩擦力μmg/2を受けながら距離Vt₂進んだのが明らかなので、簡単に求められます。

(シ) 標準

今度は、小物体に初速v₀が発生していますが、やることは(ク)と同じ。「単振動のエネルギー保存則」を同様に用いるだけです。


(問3) 標準

板から見た小物体の速さの最大値がA’ωである点に着目できれば、あとは小物体が常に右向きの速度をもつ条件式を立てればお終いです💡




第2問

(イ)~(ハ) 易~やや易


(イ)はただの波の公式。(ロ)は数学A?ただの正弦定理です。




(二)~(ト) やや易

点AとDが最初の位置からどれだけ回転したかに着目するだけの問題。問題文を正確に読み取ればできます。

(チ)~(ヌ) 標準

2辺の長さと挟む角が判明しているので、余弦定理を使うことは明らか💡それに、(ロ)で既に正弦定理を利用していることから、「次は余弦定理か?」という目星は立てやすかったでしょう。

あとは、近似を利用を求められた分、少し難度が高くなりました。

(ル)(ヲ) 標準~やや難

(ル)はただの計算。ただし、前問までの正解が前提なのが嫌らしい💦💦

(ヲ)は(ヌ)までの考察と逆パターン。逆パターンより、ωを−ωに変換できたかがkeyでした🔑

(問1) やや難


(ヲ)の正解が前提です。2πfΔtの値は出ますが、Rの値がなくSの値がある点から、Rを面積Sで置換することを考えたいですね💡

あとは、多少面倒な計算をすればOK。

第3問

(あ)(い)


(あ)
電場の強さE₁の定義は問題文に与えられており、指示通りに計算するだけです。まさか、高3時点で「球の表面積4πx²」を知らない受験生はいませんよね(笑)?

(い)
また、「電荷はXの表面にのみ分布した」の記載があるので、0<x<Rとすると半径xの球面を貫く電気力線は当然0本!!よって、X内部の電場の強さは0となります。


(う)(え)


コンデンサーの容量Cは指示通り計算すれば出ます。また、静電エネルギーも公式を覚えていれば余裕です💡



(お) やや易

スライド3


小球Pの位置エネルギー(電荷×電位)が理解できていれば、ただのエネルギー保存則の問題です。

(か) やや易~標準

スライド4


(問1) やや易~標準

画像58

x=Rに到達するための条件は(お)の結果より明らかでしょう。ただし、x=RでPの速さが0なら、その場で静止してしまうので条件を満たしません!!

では、x=Rを通過した後はどうなるのか?ですが・・・X内部では電場の強さが0なので、Pに静電気力は働きません。したがって、−R<x<RではPは等速直線運動するとわかります✋


(き)(く) やや易


(き)
今度は、(問1)までと違って、球体全体に電荷が分布している(=密度一定)の場合を考えています。密度一様ということは、電気量は体積に比例するので、上記のように立式できます。

(く)
Q(x)が出れば、あとは(あ)と同じ計算をするだけ。


(け)(こ) やや易~標準


(け)
(2点間の電位差)=(2点間を単位正電荷が移動する際に電場がする仕事の大きさ)です。よって、積分(∫)を用いて表すと、V=∫Edxと表現できます😗

(こ)
原点の電位が球体Y表面の電位よりも高いことを把握しましょう。すると、原点の電位はx=Rの電位よりΔVだけ高いことがわかるでしょう。

(さ) 標準
<答>

本問は途中の正確なVの式がわからなくても、消去法で解けます。

まず、x=0での電位が最大であることから、②~⑤が除外できます。あとは①と⑥の比較ですが、無限遠の電位が0である点を意識すれば、⑥は明らかに不適切でしょう。∴答えは①です。

(し)(す) やや難

私はここでミスを犯しました💦💦

E(x)の値が出ているので、x=Rの電位を基準に積分計算をしてV(x)(0<x<R)を求めるべきでした。万有引力のトンネル問題のように、半径x内の電荷が中心にあると考えてミスに繋がりました(指示ないのに💦)


(問2) 標準

「原点での速さv₀、x=Rでの速さはv₀/2」より、単振動の周期が思い切り関与する気がしますね💡

運動方程式に関与するのは、電位V(x)ではなく電場の大きさE(x)なので、(し)(す)と無関係に解けるのが有難い💦💦






英語の講評

第1,2問の長文読解の問題は1問を除いてすべて英文和訳でした。英単語や構文把握はさほど難しくありません。しかし、単語の不適切な訳出で失点が積み重なるせいで、思いの外得点が出ません。あとは、国語力が弱いと修飾ミスで大失点を食らうリスクもあります。


第1問では「unconscious/nonconsciousの意味を正しく把握する」「not just A but rather Bをnot only A but also と勘違いしない」の2点が大量失点を防ぐポイントでした。また、第2問では「the most able の具体化」「recognitionの意味把握」「seminaries,be swept upの適切な訳出」が鍵でした🔑


第3問(和文英訳)の難易度は最近安定しており、2000年頃と比べるとやや易しめ。よって、手抜きがちな英作文をある程度きちんと学習すれば約7割(16~18/25点)の得点を安定させることは、さして難しくありません✋


第4問は、昨年時点では条件英作文でした。自由英作文では「書ける範囲の簡単な単熟語で書く」のが基本なので、単語やスペルの失点は努力次第で最低限に抑えることは可能です。問題は「内容点」ですね・・・これは実際の添削で酷い点を付けられないと本気で反省しないので、まずは厳しい添削で悲惨な点数を出すことが一番の勉強になると思います(笑)


和訳の採点は比較的厳しめだったのですが、その分、説明問題,条件英作文は0点になりにくい印象でした。よって、訳出やニュアンスに注意を払えば、努力次第で100~110点は全然取れる内容だったと思います。


なお、非医,医学科の目標得点は以下のようになります👇

平均点:51.1 / 150
標準偏差:22.3
偏差値70:95.7

非医:
医:

理系数学の講評

平均点:55.8 / 200
標準偏差:33.7
偏差値70:123.2


主観込みですが、各大問の完答難易度は

6>3>2=5>1=4

かな~と思いました。

第1問,第4問は非医志望でも完答を狙いたい大問であり、非医はここの出来で合否が分かれる印象です。第2問,第3問,第6問は完答は難しいものの、ある程度は部分点も取り易いため、助かるといえば助かります。


一番差が付く問題は「第5問」でしょう💦💦方針を間違えると(ベクトル等で考えると)0点必至なのが辛いところ。「四面体OABCの体積が1」に着目し、体積比の考え方に持ち込みたいところでした。


第1,4問の完答と第2,3,6問の半答は決して難しくないので、110~120点程度までは全然いけます。ただ、この点数では医学科志望にしては低いですね。やはり、第5問が医学科志望のkey問題だと思います🤔💦



非医,医学科の目標得点は以下のようになります👇

非医:100~110点
医学科:140~150点

化学の講評

平均点:27.2 / 100
標準偏差:13.2
偏差値70:53.6



第1問

(a)は標準電極電位、(b)は電気分解の問題。特別難しい問題はありませんでした。差が付くとすれば、(問4)の起電力の扱い方、(問5)の考察問題、(問8)の気体の特定でしょうか🤔

第2問

(a)は実在気体、(b)は解離圧が絡む気体の問題。差が付くのは(問5)の計算地獄と(問6)の(カ)~(ケ)でしょう。(問6)-(カ)ではMgCO₃とCaOの動きを理解できないと詰んだかもしれません🥲



第3問

(a)(b)とも反応速度の問題でした。平衡の意味が正確につかめていれば、(問8)以外はスムーズに処理できたと思います。(問8)は【NO₃】【NO₂】を消去するための変形が頭を捻るもので難しかったと思います。

第4問

(a)(b)とも構造決定の問題ですが、(b)の方がまだ簡単😅

(b)は経験者が有利だったと思います。不斉炭素原子がないのに立体異性体をもつ構造式に見覚えがあればできたでしょう(例:シクロジクロロヘキサン)。(a)は対称性に着目してAを決定するのもやや難しいですが、共役二重結合,6種類のDが絡むBの決定が特に難しいですね💦💦




理論化学は計算を頑張れば高得点を狙えた内容ですが、第4問は結構難しくて半分取るのも大変だったかも?

制限時間やケアレスミスを考慮すれば、非医,医学科の目標得点は以下のようになります👇

非医:50~55点
医学科:65~70点

物理の講評

平均点:34.7 / 100
標準偏差:15.3
偏差値70:65.3



第1問

(ア)~(オ)は超普通の単振動の問題なので鉄板で取りたいですね🤔ただ、求めるのはばねの長さです。「伸び」と誤解して変な失点しないように注意ですね💦💦

(カ)~(コ)では、まず「等速=慣性力0」に着目できたかが勝負でした。それをクリアし計算ミスに注意すれば、(コ)までは取れたでしょう。問題の(サ)ですが、これはかなり難しいので、医学部志望でも落とすでしょう💦

(問2)以降は意外と簡単なのですが、放置した受験生が多かったかも。何せ、大半の受験生が(サ)で挫折したでしょうから💦

第2問

本問は、簡単な幾何とやや煩雑な計算からなる「ボーナス問題」と考えてよいでしょう。O→B→Dの時間を求める際に、O→A→Dで登場したωを−ωに置換する点がkeyでしたが、それ以外は誘導に従えば何も難しくありません。

第3問

電場,電位,荷電粒子が絡む単振動の基礎的理解を問う問題でした。「名問の森」や「標準問題精講」で演習慣れしている受験生であれば、(し)(す)以外は完答できたと思います。



大半の受験生が第1問を(サ)以降で大量失点したと思われるので、85点以上の高得点は至難の業でしょう💦💦制限時間やケアレスミスを考慮すれば、非医,医学科の目標得点は以下のようになります👇

非医:55~60点
医学科:70~75点


以上で、2021年第1回京大オープンの解説記事を終わります!!

ご購入大変ありがとうございましたm(__)m


今後も有益な記事を配信していきます💡